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「まわるせかい」について

新しく楽曲、そしてそのMVを公開しました。


楽曲を作り始めたのは年始でした。

年末年始の帰省での移動でこんな楽曲が作りたいなぁというものはぼんやり浮かんでいて、それを東京に戻ってから形にしていく。

そんな日々でした。


なんといいますか。

死生観を書いた。

といいますか。

書かされたといいますか。

年始は世間的にも大変だったというのもありますし、

個人的にも衝撃的な出来事がありましたし、

漠然とした「流れ」を感じる1年の始まりでした。

死生観、

と一口に言っても決して

「生きること」
「死ぬこと」

それらを僕自身が理解できているとは思わないので、

生き死にを語ったものではなくて、

「生きたいと思うこと」を綴ったようなもう少し優しい願望のような曲です。

僕は常々、何かしら後ろ向きなものを感じながら生きているのですが、

思ったよりも僕自身はポジティブでした。



さて、音のお話。

イントロでは荒々しいファズのトーンでリフを弾いていくのですが、

ここ1年動画で上げた楽曲って

・16分が速弾き系のフレージング
・軽めの歪み感

というものが多かったので

こういうリフを弾きたかったというのはありました。

ここ1年半って公募続きで

コンテストなどに焦点を当てて

そこに自分らしい音楽で勝ち取りたい。

そう思っていました。

それ故、フレージングの種類というか

そこに偏りが生まれてきていたので

その線を踏み外したかった。

という所以。



あとはなんだろう。

この楽曲、転調が多くなりました。

Intro [Ab]

1A [D]

1B [E]

1サビ [Ab]

Interlude [F]

2A [F]

2サビ [Ab]

と色々なキーに展開してゆきます。

元はと言えば

実際に楽器を持ったり音を鳴らして制作を始めるまでに

イントロとサビの構成

そして

「サビ終わりに転調する」

というところまでは決まっていました。

なので元のキーとそのサビ終わりでの転調先のキーと

それを行ったり来たりするような

そんな楽曲になると予想していました。

ただ

1Aで別のキーが生まれてしまって

1Aと元のキーを繋ぐために1Bでまた違うキーに転調して

そんな風になっていきました。

自然であればなんでもいいので、

同じキーに固執する必要はないのですが

おかげでピアノは地獄です。




あとは今回からですかね?

使っているドラム音源が変わりました。

とはいっても、

ずっと使っていた音源を今更アップグレードしただけなのだけども。

Addictive Druns2
Superior Drummer3

この2つのソフトを所有しています。

パンチを出したいときは前者、

柔らかい感じを出したいときは後者

といった具合。




あと何か音に関してはあるだろうか。

あったら追記しておきます。



アニメーションは2月の頭から制作していました。

気づけば5月かぁ。3ヶ月。やっていた。

指の神経から凍り付くような真冬が、半袖万歳汗ばむ夏日に成り代わっているということで、数字で見る機関よりも長く感じています。

アニメーション制作から1か月経った時に大体3割ほどできたので、大体この時期に完成することは推測こそしていたのですが、今回結構描くもの多かったので本当に終わるのかな。と不安はありました。

いやぁ終わりましたねー。(他人事)

基本的に歌詞の概念に基づいてキャラクター設定だったり風景だったりストーリーだったりを決めるので、概ね歌詞の内容に沿っています。

合わせて考えてみると面白いかもしれませんね。



コメントされている方がいたので一応補足なのですが、

「まわるせかい」はマジカルミライの楽曲公募に出していて落選したという背景がありまして。

従いまして

楽曲につきましては先に公開はされており、

piapro上には旧アレンジのものが存在しています。
(恐らくそちらは近く消すと思いますが)

余談ですが昨年も

「それは空の彼方から」という楽曲を

マジカルミライに対して送り出したのですが、

落選して2年連続こういう結果になりました。

個人的には去年も今年も自信を持って送り出した楽曲でした。

なので無念です。

とは言っても結果は結果なので

噛み締めて進んでゆきます。



ちなみに

マジミラ公募に出した時から結果的に-2キーになっています。

これは「青に溶けた風船」という曲を上げたときにも書いたかもなのですが、共感覚の観点から「シアン・キノとして」と「マジミラに宛てて」とでは自分の中のイメージや音の温度感が異なってくるので、そういう理由です。


以上で「まわるせかい」後語りでした。

いかがでしたでしょうか。


次はどんな楽曲にしようかな。

前述の通り

公募続きでどうしても自由度が下がってしまっていたところがあるので

次あたりで一度ガッツリ趣向の異なる曲を書きたいですね。

和音感の美しい曲を書くことが多かったので、

純粋にカッコいい曲を作ってみてもいいかもしれません。

これから考えます。

ではでは。

見てくださりありがとうございました。

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