第2章さち、29歳、婚約中
5月
第1週さち、29歳、婚約中
第3話、彼とあたしのお金の価値観
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ちゃこちゃんとくまさんのお金の研究所には、
さまざまなお金に関する悩みを持った人々がやってくる。
くまの出番はまだない。
さち(以下さ)「なんかいつも思うんですけど、お金の話って身内になればなるほどしずらいんですよね。付き合って色々聞くわけにもいかないから、想像とか普段の行動から推測するしかないから。そこでなんとなくお金の価値観があってるのかな~とか、なんとなくで判断してるんですけどね。」
ちゃこ(以下ち)「そうですよね。はじめから、年収とか貯金とか聞けませんもんね。
だからこそ、こういうお金を相談する場所にお2人でこられる方も多いですよ」
さ「そうなんですか。今あたしが働いてるっていうのもありますし、まだ生活が始まていないので彼ともあまり話せてないんですよね。お金のことばっかり、言ってる女って思われるのいやだし…」
ち「だけど、お金について何か不安があるからこうして相談にきてくれているわけでしょ。それなら、彼とも話はしておいた方がいいですよね。結婚して、一緒に生活するだけならお金の生活環境は変わらないかもしれないです。それが、子供を産んだりとか、さちさんが会社を辞めてしまうってこともあるだろうし。それぞれがお互いの仕事やお金のことを考えておかないと、こんなはずじゃなかった…ということにもなりますよ。」
さ「そうなんですよね。結婚式も彼は好きなようにしていいって言ってくれているんだけど、それって器が大きいというよりも、考えるのが面倒だから…のような感じに見えて。
お祝儀とかもいただけるとはいえ、なるべく自分たちでやりたいなとも思うんですけど。」
ち「確かに、色々めんどうなことも多いですよね。はじめにお話しておかないと後々こんなはずじゃなかった…ということもありますよ。お金の価値観って本当に大切だと思います。これから二人でどんなお家に住みたいのか、万が一の保障とかどうしたいのか、ライフプランに応じてはじめる準備は早いことにこしたことはないです。むしろ、お子さんができるまでがまず初めの貯めどきだから、未来のために足並みをそろえることは必要ですよね。」
さ「今までお金のことで彼に対して気になったことはないので大丈夫かなって思っているんですけど、向こうはあたしのことをどう思っているかとかわかんないです。自由なお金があるうちは、ケンカとかしないと思うんです。だけど、生活をしていく上でおこづかい制とかになって、お金の上限に制限とかでてくると不満とかも貯まっちゃうのかなって。ずっと彼のこと大好きでいたいから、はじめから色んなルールを決めておきたいなっておもいます。」
ち「いいですね。ルールといっても縛るのではなく、お互いが工夫をしあって協力する体制をはじめから決めておくのは本当にいい考えだと思います。どちらかが、貯金したいのに、どちらかが使いっぱなしとか、お金にだらしなかったら、ストレス貯まりますよね。そんな些細なことが喧嘩のきっかけになったりもしますし。
さちさんはこうして、相談にこられるような方だから、しっかりしていることろが好きなのかもしれないです。一度ご主人様とお話になってはどうですか?
そのポイントをお伝えしますね。」
今日のポイント
はじめが肝心。新婚さんはお互いのお金の価値観を知ろう
次回は、「お金の話。初めの確認ポイント??」です。
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