第5週5話、あやこ31歳、事務職
第5週マネー美人になる方法
第5話「くま×ちゃこ」
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ちゃこちゃんとくまさんのお金の研究所には、さまざまなお金に関する悩みを持った人々がやってくる。これはあやこ31歳が帰ったあとのお話。
あれは、ある夜。
疲れ切ったあたしにくまが教えてくれたことだった。
くま「ちゃこちゃん、おかえり~」
ちゃこ(以下ち)「ただいま~。今日も疲れた~」
くま「またそんなに洋服買ってきて~。
そんなに服買ってどうするの?」
ち「だって、今日疲れたからご褒美。」
くま「そんあに、働くって疲れることなの??」
ち「そうだね~。お客さんにも気を使うし、上司やいろんな部署の人にも気を使うし、とにかく気疲れ…だね。」
くま「へー、人間ってタイヘンだね。
ぼくなんて、こうして毎日がルンルン♪だよ。」
ち「まー、仕事することでお給料もらえて、
こうやって好きな洋服とか買えるし、
仕事辞めても暇だしね。」
くま「そんなに疲れているのに、買い物ばかりしていて楽しいの??
ちゃこちゃん、いつも月末通帳みて、ひーひー言ってるじゃん。
無駄遣いしなきゃいいんじゃない?」
ち「がんばっているご褒美だから、いいの!!」
くま「ちゃこちゃん、もっとお金のこと考えてあげればいいのに…」
ち「お金のことを考える…??」
くま「そうだよ。ちゃこちゃんがどんなお金の使い方をしていて、これからどうなりたいから、そのお金を使うのか…。
ちょっと立ち止まって考えてみたら??」
ち「立ち止まることで、何か変わる??」
くま「僕から見たら、毎日仕事をして毎月お給料もらって、いっぱい買い物して…。
それはそれで楽しそうだけど、それでも満足してないんじゃないの?」
ち「それは…。」
くま「変わるなら今だよ、ちゃこちゃん。
ちゃこちゃん自身もだけど、せっかくお金に関わる仕事をしているんだから。
お客さんが貯めた大事な資産がどうやってそこにあるのか、どんな想いでその資産があるのかを向き合ってみたら?
そこに幸せのヒントがあるかもしれないよ」
ち「そうだね、こうやってても、
いつまでたっても満足感なんて得られないのかも…。
いくらお金を使っても、いくら貯めても、いくら増やす方法を知ってても。」
くま「やっぱり、これからどうしたいのか、どんな風にお金を使いたいのか知ることで変わるんじゃない?お金の価値にも気づけるだろうし。お金にしばられなくなるよ。ちゃこちゃんは、何も考えないって選択をして逆にお金にしばられてるんだよ。」
ち「う、う、う、えーーーーん!!!!
なんで、頑張ってるあたしにそんなこと言うの!!」
くま「だけど、当たってるでしょ??
だったら、ぼくがついてるから一緒に変わってみない??」
ち「シクシク、見捨てない??」
くま「見捨てないよ。ぼくはちゃこちゃんを見ていていつも思ってたよ。
もっと、お金を見てあげれば、お金を知ってあげれば、楽になれるのに。
無我夢中でそこをすっとばしてるんだろう…って。」
ち「あたしも、楽になれるのかな…。」
くま「そうだよ、自分のことを知ってお金と向き合えば楽になれるよ!!」
こうして、ちゃこちゃんは
くまと一緒にお金に関して研究することになったのでした。
4月、おわり。
5月、ちゃこちゃんとくまさんのお金の研究所は、
ゴールデンウイーク明けの9日より再会します!!
楽しいゴールデンウイークをお過ごしください♪
バイバイ
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