第2章、さち29歳、婚約中
5月第1週さち、29歳、婚約中
第4話、お金の話。初めの確認ポイント??
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ちゃこちゃんとくまさんのお金の研究所には、さまざまなお金に関する悩みを持った人々がやってくる。くまの出番はまだない。
ちゃこ(以下ち)「はじめに、お2人の生活についてのお金の確認ポイントをお話しましょう。まずは、こちらをご覧ください。」
お金の確認ポイント3つ
・ライフプランはどう考えているのか(住宅、子供など)
・さちさんの働き方はどう考えているのか
・どうしても譲れないお金ポイントはなにか
ち「大きく3つといっても、結局は細かく聞いてみないとわからないのですが、まずはライフプランの確認をすることが一番大切です。」
さち(以下さ)「ライフプラン…?」
ち「そうです。子供についてはどう考えているか、住宅購入は?など、
人生設計と言うとおおげさですが、どう考えているのかを聞くだけでも違います。
結婚式を控えていらっしゃるので、ちょっと重荷とは思いますが、確認しておくといいですよね。例えば、さちさんのご主人様は転勤がありますか?」
さ「えっと、本社にいますからほとんど転勤はないと言ってました。二人とも働いているから、会社からの家賃手当もないから、家賃がもったいなく感じる前におうちを買いたいです。2人とも地元が近いので、おうちは早く購入したいなーってあたしは考えています。」
ち「なるほど。さちさんは、早く自宅の購入したい派なんですね。それなら早く購入も進むかもしれないですね。」
さ「今は結婚式で手一杯ですけどね。」
ち「そうですよね。ただ、心に留めておいてもらいたいのは決して勢いで自宅を買わないってことです。」
さ「勢いで買えるもんなんですか??」
ち「大きな買い物なので、多少勢いをつけて決断する人の話もよく聞きますよ。
ただし、その時でも事前に2人の意思のすりあわせはもちろん、
ご両親にもお話を通しておくことをおすすめします。」
さ「主人と話すのはわかりますが、両親にもですか?」
ち「そうです。ご家庭の事情にもよるでしょうが、オススメしますね。
とくに、お相手の両親にはお話を通しておくほうがよいでしょう。
やっぱり、さみしいんですよね。自分たちで、家庭を築いていくとはいえ、
ある日突然“あたしたち、家買うことにします!しかも、あたしの実家の近くです!!”なんでことになれば、置いてけぼりな感じしますよね。」
さ「そうなんですかね~」
ち「あたしは、銀行で主に親や、おじいちゃん世代の人たちとお話することが多かったんですが、みなさんそれぞれ都合があるわけです。その都合に合わせましょうと言っているわけではないのです。ただ、彼のお母さんは実は住宅購入の頭金を出してあげようとしているかもしれない。または、余っている土地があるのかもしれない。だけど、いきなりスピーディにマンションなんか購入してしまっていては、さみしいですよね。
時々、順番を間違えてしまっているケースを見かけるのでそこは注意が必要です。」
さ「なるほど~。お姑さん、大事ですね!!」
ち「あとは、住宅購入する時はさちさんが働いているから夫婦合算で住宅ローンを組んだりしがちなんですが、やはり無理のない範囲で組むことが大切です。だから、子供ができたときに続けていけそうなのか、などを考えることは本当に必要だと思います。2人で借りると収入合算になるので、大きな金額を借りられて当たり前です。だけど、返していけないと元も子もないのです。」
さ「いい家に住みたいとは思うけど、一生働くかはわかりません。」
ち「そうなんですよね。なのに、物件をみた勢いで予算オーバーの家を買ってしまう。仕方ないので、無理をして奥さんも働き続ける…ということも聞きます。
住宅や保険などの大きい買い物であればあるほど、勢いでは決めてはいけないのに、わからなくなってしまってその場の雰囲気で決めてしますこともあるんですよ。」
さ「そうですね。結婚式のお金でも高いのか安いのかもわかんないし、その場で決めた方がいいような雰囲気になって、なんとなく支払っているものもあります。」
ち「やっぱり、はじめてのことはわからないことも多いですよね。
では、次は2つめのポイントを考えていきましょう」
今日のポイント
やっぱりはじめはライフプラン!!
次回は、あたしは一生働くのか??です!!
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