APACで日本の存在感を示せる業績を積み上げる

久しぶりの上海出張でした。APACの会議で、やはり中国市場は厳しい状態になってきている感触を受けました。

そんな中でも2つ目の工場の落成式と勤続年数5年〜25年の社員表彰式に参加しました。ファミリー企業ならではなのかもしれないですが、表彰される社員が全体の約半数と大勢いて圧巻でした。

後半の2日は役員へのAPAC各拠点の先期業績と今期の予算とその達成策の報告でした。事前に準備をして臨んだものの、やはり緊張も多少あったせいで英語がスムーズに口から出てこない感じでした。

現CEOは、昨年に叔父からトップを引き継いで1年になるのですが、同席した上司によると伯父と同じキャラクターで、社員の報告を聞くものの決断できないというところが似ているとのことでした。

インド、中国、韓国の報告とその質疑応答を聞いていても、質問が散髪なことや報告者の報告中に隣の役員と会話するシーンなども多く、あまり有効な会議ではなかった感じでした。過去1年で同じような課題を報告しているのに、今回もまた似たような質問をしているので、各拠点の状況を理解できていないのでは?という疑念の声も休憩時間に耳にしました。

また、上司によると先代CEOは社員をリスペクトする姿勢があったが、現CEOはその姿勢に欠けるということです。

なんだか、初めての転職で4年ほど働いた日本の同族企業と国籍の違いはあれども似たような感じなのだと思いました。APACを統括するCEOのリーダーシップに改めて感心するとともに、半年に一度はドイツ本国のCEOに業績報告をするシーンがありそうなものの、先ずはAPACのCEOの期待に応える業績を積み上げていこうと思いました。

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