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勝浦の海に魅せられて。勝浦に移住して、シェアハウスと朝市に取り組んでいる話

話を聞いたオーナー

興津SUZUEI(千葉県勝浦市)

石田さん
東京都内でWeb系の仕事に十数年従事したのち、以前より住んでみたいと思っていた勝浦に移住。2020年より地域おこし協力隊としても活動し、勝浦の朝市活性化活動などにも携わる。2021年に興津SUZUEI DIYシェアハウス&コミュニティスペースを立ち上げ運営中。

勝浦に移住した経緯や、興津SUZUEIを立ち上げた経緯を教えてください。

勝浦には高校生くらいの頃から憧れていました。地図も持たずにバイクでドライブしていてホントに偶然で、目の前にファーと広がった白い砂浜とエメラルドグリーンの海。「千葉にこんな海があったのか…」と感動したんです。それ以来「いつか住みたい」と思っていたのですが、中々機会もないまま年月が経っていました。
都内ではWEB系の仕事等でそれなりにハードワークをしていたんです。でもコロナ禍で価値観の大きな変化があり、地方移住や社会活動への関心が急速に強くなっていったんですよ。そこでちょうど勝浦市での地域おこし協力隊の募集があり、応募して遂に移住することを決めました。

勝浦の海

今は勝浦でどんな活動をされているんですか?

地域おこし協力隊として、主に勝浦朝市の活性化に取り組んでいます。朝市を取り巻く様々な課題の解決に向けた活動の支援をしています。
勝浦の朝市はなんと430年以上も続いていて、地域の生活に根差した定期市です。出店者の高齢化や来客数の減少等の課題を前に、朝市運営の会の皆さんと力を合わせながら日々奮闘しているところです。

朝市への出店は結構面白くて、私自身もだし巻き卵を焼いて売っています。作り方は和食の料理人の方に教わったんですが、朝市は野外なので風の状態で火加減が変わるので結構難易度が高いです。1日多い時だと20-30本、これまで1,000本以上焼いてきたんで、だし巻き卵に関してはそこらの和食の料理人よりも上手に焼ける自信があります(笑)

興津SUZUEIシェアハウスに滞在して、勝浦や勝浦の朝市を気に入って、朝市に出店するようになった方もいますよ。その方はひじきのふりかけを売っています。こんな風に、SUZUEIへの滞在をきっかけに勝浦を好きになって頂ける方が増えたら嬉しいです。

興津SUZUEIシェアハウスはどんな想いで始められたんですか?

興津SUZUEIは、「海の近くでDIYセルフリノベーションを楽しもう」というコンセプトのシェアハウスです。自分が勝浦の海に惹かれて移住したので、美しい海岸近くでの生活を楽しんでほしいというのはもちろんですが、地域活性化という目的が根底にあり、空き家問題や交流人口の拡大につなげていければと考えて始めました。

勝浦には既に廃業した民宿が数多くあります。興津SUZUEIも前身は「民宿鈴栄」という老舗の民宿でした。そこを2021年に再生しシェアハウスを始めました。「SUZUEI」の名前も「民宿鈴栄」の名前からいただきました。民宿鈴栄の歴史や思いを引継ぎながら、ここからまた新しい時代の航路を切り開いていきたい、という思いを込めています。
興津SUZUEIは単なる住む場所ではなく、コミュニティスペースとして、気軽に勝浦に移住体験をしてみたい人に、まだ知らない勝浦のDEEPな魅力や地域の人とのつながりをアシストしています。

勝浦に来たことがない方に向けて、魅力を教えてください。

海の綺麗さはもちろんですが、冬は温かくて夏は涼しいのが勝浦の気候の特徴です。猛暑もなく、冬は温暖な気候なので非常に過ごしやすいです。
関東のモルディブとも呼ばれるほど勝浦の海は美しいので、海が好きな方に特に来て欲しいです。仕事の合間やお休みの日に海辺を散歩してリフレッシュしてください。海を見ながら何も考えずにぼーっとするのもおすすめです。

海だけではなく、お話しした日本三大朝市である勝浦朝市や、景勝地の鵜原理想郷、ご当地グルメの勝浦タンタンメン等もおすすめです。
ご希望があれば定期的に交流イベント等も開催していますので、ぜひ遊びに来てください。


興津SUZUEI(千葉県勝浦市)