"本当"とは何なのか。「不正や操作なく計測した数字」が「真実を計測した数字」とは限らない。

何やら急激な感染収束が進み、ここぞとばかりに「緊急事態宣言の効果」のような演出がなされていますが、この変化の様子はおおよそ不自然であり正直なところ「ありえない」レベルの変遷です。

(以下参考記事)

・【検証コロナ禍】人流抑制は本当に必要か?専門家は感染減少の要因を説明できていない
https://news.yahoo.co.jp/byline/yanaihitofumi/20210913-00257956

「人流そのものが変わっていないのに、感染者数だけが減るのは矛盾していますので、実態を反映している数なのかどうか」

「検査数が十分じゃないんじゃないかとかいろんな推測がされていますけど、なぜここまでスムーズに減ったのかというところは、むしろ逆に不可思議ですので、不自然な減り方だと思います。」

(以上引用。リンク切れの際はご一報いただければ幸いです。)

確かに検査数自体が減少しているものの、陽性率の低下も見られるので感染者の割合で見れば減っている。しかし人流にはほとんど変化がないか、むしろ増えている。劇的と言えるほど天候が変化しているわけでもない。そして、ワクチンの効果にしてはありえない速度と降下率である。

このように環境自体は何も変わらない状況で、感染状況だけが異様な速度で急激な収束を見せることは、上記記事にもあるように明らかに「不自然」です。「不自然」ということは「何らかの自然ではない作用」があるということです。

それはなんでしょうか。人知を超えた天佑「神風」が吹いたのでしょうか。いいえそんなものはありません。吹いたのは「大ボラ」です。

検査数が少ないということは、「特定の範囲のみに検査を集束する」ことを可能とします。以前メディアでも少し触れられたように、検査をするエリアが「夜中の繁華街」なのか「微妙な郊外」なのかで、その陽性率が大幅に変化することが実証されています。

つまり「どこで検査をしたのか」によって、同数の検査数であってもその陽性率は「大幅に変化する」ということです。そして政権は検査数は公表しますが、「どこでどれだけ検査したのか」は公表しません。

「嘘をついていないちゃんと計測した数字」が「実態を正確に計測した数字」と必ずしも一致するとは限らないのです。その「嘘をついていないちゃんとした計測」が「実態を正確に計測したもの」だと断言した者はいますか。

示される数字は人の手によって用意される以上、真に自然なものとはなり得ません。示された数字が「誰の手によって、どのようにして用意されたのか」。それらの情報が全く以て霧の中というのでは、そんなものは「実態を反映している」とは到底言えないでしょう。

では「この時期」に、実際はどうであれ「大幅な感染減少が起きることが望ましい」のは誰でしょうか。緊急事態宣言が解除されることによって規制緩和となる「飲食店」でしょうか。「観光客」でしょうか。それとも、ちょうどよくこの時期に選挙が行われる、この一年半ことごとくろくでもない失態と愚行を重ね続け、なお変わらず私利私欲に奔走する「政権」でしょうか。

これまでの政権の所業を考えれば、残念ながら政権が我々国民に「実態を正確に提示する」ことは、ほぼ望めないでしょう。そんな彼らの一方的な宣伝広告のみを延々と見せつけられる我々の思慮判断は、恐ろしく厳しい状況にあると見て間違いありません。

お世辞にも余裕があるとは言えない状況で、本来であれば報道が担うべき領域まで我々国民が踏み入れなければならないというこの日本の状態は極めて劣悪です。しかしながら彼らにその役割が望めない以上、出来る限りで我々国民は粘り強く自ら調べ、考え、そして結論を出し行動しなければなりません。不足する分は誰かが補わなければいけないからです。

・参考記事


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