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オリンピックを見るか?

日常生活は変わらないが、ニュースはすっかりオリンピックムードだ。

オリンピックは、組織委員の方が言うように、若い人たちに夢を与えることにもなるだろう。
たまたま見た競技に刺激されて、スポーツを始めることや、自分が打ち込んでいるスポーツのトップ選手たちの活躍を見て学ぶことが出来るからだ。

また、スポーツ好きにとってもたまらないイベントだろう。

一方で、そこには見ないほうがよい理由もいくつかあると思う。
なんとなくノリでオリンピックを見るのであれば、自分が打ち込みたいことをしたり、それを探したり試したりすることがよい。

多くの人がオリンピックを見る理由

大きくわけて4つあると考える。

①希少性・ありがたいもの:4年に一度、ありがたいものとされている
②コスパいい:ハズレなくいいパフォーマンスを見れる
③国同士の戦いに燃える:自分の国が勝つと嬉しい
④単にスポーツが好き:スポーツ見るのが幸せ

見たい理由の批判

どれも個人の自由だということが前提だ。
その中で、自立的に生きるため、という観点で批判をする。

まず、④単にスポーツが好き、は個人の勝手なので批判の対象外とする。

①希少性・ありがたいもの
 4年に一度だから、せっかくだから見る、という程度の興味でテレビのスイッチをオンしてしまうと勿体ない。その時間は、個人にとって4年に一度どころでなく、一生に一度だ。他にもたくさんのやりたいことがあるだろう中、メディアの食い物にされてよいか

②コスパいい
 トップアスリートはすごい。それは事実だ。でも、コスパいいから見るという人は、高校総体のようなものとの差は分かるだろうか?何かを得られるだろうか?
 そして、コスパがいいから見ることは、自分をないがしろにすることだ。コスパがいいから見る時間があれば、勉強などをしたほうが良い。

③国同士の戦いに燃える
 この部分が一番注意したいところだ。なぜ自国を応援したくなるか、自国の選手が金メダルを取ると嬉しいのか?そこに気持ちの悪さを感じる。
 自国の選手やチームが勝ってうれしい理由は、それによって自分が優位であるように感じるからだろう。自分と国籍が一緒というほぼつながりが無いに等しい人間を、自分の一部と感じてしまう。それによって、一切関係ないのに、喜んでしまう。
 もう一点として、自分が何かに属していることを再認識できるからだろう。日本を応援するのが当たり前のムードが、空気を支配する。その中に埋もれてみることで、孤独がまぎれたり、大いなるものの一部であることを感じて安心する。
 ストレス解消には良いだろう。でも、それって空しくないか
 自分を大事にするために、流行りに乗らない、安易なコスパや愛国心に乗せられないことが大事だと思う。(スポーツが好きで見るのは全く問題ないです)

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