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竹村延和

Child's View[94]竹村延和
BELLISSIMA(PRESS ORIGINAL)

1968年8月26日大阪府生まれ。中学生の頃より多重録音で作曲を始める。その後、ヒップホップの影響で17歳の頃からDJを始める。オーディオ・スポーツ/スピリチュアル・ヴァイブスでの中心的な活動を経て、1994年[Child's View]をリリース欧米をはじめ、海外で絶賛される。97年のアルバム(子供と魔法)は各界から注目を集め、一躍その名が知れ渡る。98年には自身の幼少期に経験した(未知なる音との出会いを具現させる)というコンセプトのレーベルCHILDISCを設立。アキツユコ/西山豊乃/谷村コオタ/スッパマイクロパンチョップなど若手アーティストの発掘/育成にも尽力。1999年には三宅一生のファッションショーの音楽を担当した。キリンジ/スティーヴ・ライヒ/トータスらのリミックスでも評価が高い。テレビ番組やCMなどの作曲もこなし、ソニーのロボット犬アイボの感情表現時の鳴き声の作曲も担当した。(子供と魔法)をリリースを境に音色が生楽器中心から電子音中心に、作品の内容もよりパーソナルなものへと深化、以降子供という言葉で表される(無垢なものへの憧憬)をテーマとして作曲活動を続ける(子供と魔法)をリリースした後に、ワーナーとの契約を解消した。豊富な音楽知識を携えながらも、自らをノン・ミュージシャンであると宣言。緻密に計算し尽くされたコンピュータ・プロセッシングから、無垢な音の結晶を沸き立たせる日本でもっとも、電子音に対して真摯な姿勢をとる創造者*こどもをテーマとして、独特の精神性を表現するサウンドが、とても美しい作品Howie B/Altered States/Beyond Innocenceの内橋和久も参加。非常に人気が高く、後の世界の音楽シーンに非常に大きな影響を与えた1枚。あらゆる音楽作品の中でも、最高傑作にあげられることも多い歴史的名盤です。CDもレアですが、アナログはさらに激レア!

*Electronica:電子音楽や電子音楽に影響されている音楽ジャンル全般を指している/商業音楽や即興音楽などに幅広い影響を与えた音楽機材が発展するとともにエレクトロニカのジャンルも広がり、さらに新しい音楽を生み出している。
*Spiritual Vibes:竹村延和が全面的にプロデュースしたグループ。1993年にシングル(スキーム・スープリーム)でメジャー・デビュー。ジャズをベースにしたクールなクラブ・ミュージック・グループとしてスタートしたが、アンニュイなウィスパー・ヴォイスを持つkiku(vo)のヴォーカルを全面的にフィーチャーした匿名性の高いユニットに変貌。95年にリリースした名盤として名高い(テンダー・ブルー)からは初の日本語詞を導入、サウンドもよりアナログ的なジャズにシフト。翌96年には、さらに木管やナイロン弦のギターを使用した柔らかなジャズ~ボッサ路線で、kikuのヴォーカルを魅力的に伝えた歌ものアルバム(ことばのまえ)をリリースしたが、以後、活動休止状態となっている


Child's View(1994年)
Child's View Remix(1995年)
こどもと魔法(Child and Magic、1997年)
ミラノ(Milano、イッセイ・ミヤケ1999年春夏ミラノ・コレクションサウンドトラック、1999年)
Scope(1999年)
フィナーレ(Finale、イッセイ・ミヤケ2000年春夏ミラノ・コレクションサウンドトラック、1999年)
Sign(2001年)
ソングブック(Songbook、2002年)
Animate(2002年)
10th(2002年)
on Identification with the Enemy - A Key to the Underworld(イタリアのアヴァンギャルド・ミュージシャンZu(英語版)とのコラボレーション、2007年)
kobito no kuni Unreleased Tracks〜1999(2007年)
East Facing Balcony(ツジコノリコとのコラボレーション、2012年)
Zeitraum(2014年)
 
https://www.youtube.com/watch?v=stAm3GvHPe0

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