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なぜパワハラ上司が生まれるのか?

あなたの会社にパワハラしてくる上司はいるだろうか?大抵の方はYesと答えるのではないか。それだけ普遍的な問題だと思う。

パワハラ上司は仕事ができる人が多い、というのが悩ましい。そういう人は、管理職の昇格審査で、主任、係長時代の手腕が評価され、管理職になっている。

パワハラ上司が産まれる原因の一つは、この昇格審査の基準だ。主任、係長時代の力量で審査され、管理職が出来そうかどうか判断されるが、明らかに管理職とそれ以下の階層では求められるスキルが異なる。いわゆるマネジメントスキルは専門スキルだが、本当に昇格審査で担保出来ているだろうか?正しい人を昇格させたどうか振り返りをして、昇格基準の見直しを定期的にできているだろうか?

この昇格審査には、もう一つ問題があり、どのような人を昇格させるかという基準はあるが(正しくマネジメントスキルを判断できるかどうかは別として)、逆にどのような人を管理職にすべきでない、という基準がないことだ。少なくとも私の会社にはない。

組織の上に行けばいくほど、仕事で自分が直接コントロールできる部分が少なくなる。思い通りにいかないとき、感情的になり周りの人を攻撃するタイプがパワハラをする人だ。

部下の中には、威圧的な態度で周り(特に部下)を従わせることがマネジメントだと勘違いする人も出てくるかもしれない。負の連鎖だ。

組織的にパワハラ上司をうまないようにしていきたいと思う。

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