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おとなは算数ができない

私は算数障害の傾向があるのだが
昨年の11月から参考書を買って半年近く掛けて
やっと頭の一部が小学校6年生になった。

大人になると例えば「なながけ」と言われたら
計算機で0.7を掛ければ良いので
計算機とExcelがあれば算数障害を
カバーしながら経理の仕事はできた。

しかし、今、夫と別居しつつ
婚姻費用を頂けて比較的ストレスの少ない
生活の中で、社会復帰する前に
長年のコンプレックスである
算数と対峙してみたくなったのだ。

そして昨年の11月頃から1冊の参考書を
じっくりゆっくり解きながら
「本当の意味で算数を理解」するために
机に向かい続けて、やっと小学校6年生になった。

算数を本当に理解するのは難しい。
解きながら、算数を理解するとは
国語の理解や哲学に近いなと感じた。
しかし、本当の意味で算数を理解すると
自動的に数学も理解出来るのでは?
…と、気付き、1問に描ける時間をかなり丁寧に費やした。

理解を深める為、ジモティーで
オンライン家庭教師の先生にも不定期で
分からない所や、モヤモヤした所を指導してもらっている。

今日の授業も面白かった。

私の算数の先生は、実際に小・中と
教壇に立った経験のある先生だ。
私よりひと回りお若くADHDにも理解がある。
専門は文系で古典や作文の添削なども
得意ということなのだが、さすが語彙力や
表現力が高く、わかりやすい。

今日の難関は平面図の扇形。
扇形、やっぱり難しいらしい。
中学でも「うー」と唸り声が聞こえるらしいw

私はなるべく答えをみないで解くが
何度やっても答えに辿り着けない。
そんな私に先生は紙を切ったり
折ったりしながら教えてくれる。

扇形の狐の長さの公式
半径x2x円周率x中心角/360

これを本当の意味で理解するには
公式を言語化できる必要がある。

半径…径とは丸の意味、即ち円の直径の半分
x2…円周は半径の2倍
x円周率
↑つまりここまででやってるのは
円周の長さを求めていることと同じ。
(円周の長さ=直径x円周率)メンドイねw


さらに

x中心角/360…狐の中心の角度で
円(360°)を割る事によって
円全体に対する弧の割合を導く事によって
弧の長さにやっと辿り着ける。
…って事みたいです。
(違ってたら訂正宜しくお願いします。)

これ、ただ暗記したんじゃテスト100点でも
社会人になった頃には忘れて当然だと思う。
だから大人は算数が出来ないんだと思う。

でも本当の意味で算数を理解すると
公式が分からなくて時間掛かっても
質問から公式が逆引きできるようになる。
これが、賢いって事なんじゃないかな。
そして忘れない。
かつ、生活に役立つんじゃないかなと
(私、算数はQOLを上げると信じている。)
「紙を切ったり、ひっくり返してくれる先生」
…と、二人三脚で算数やってる40歳の終わり。

とっても楽しいです。
生きてて良かったなぁ。

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