琉球大学病院 放射線科

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第195回新沖縄放射線カンファレンス

2023年9月27日に第195回新沖縄放射線カンファレンス(以下、沖放)が琉大病院読影室+オンラインにて開催されました。沖放は琉球大学病院を中心として県内の放射線科医が集まり、経験した教育的な症例や稀な症例を共有するカンファレンスです。今回は2つの症例報告があったのでここに共有します。 【肝硬化性血管腫】出題:琉大病院 知念 解答:浦添総合病院 中村 1例目は痔瘻癌に対してオキサリプラチンで治療歴のある70歳台男性。フォローの造影CTで肝臓に2箇所の遷延性リング状濃染結節を

    • 第193回 新沖縄放射線カンファレンス

      2023年6月28日に第193回新沖縄放射線カンファレンス(沖放)が開催されました。 沖放は琉球大学病院を中心として県内の放射線科医が集まり、教育的な症例や稀な症例を共有するカンファレンスです。今回は2例の症例提示がありました。 【回腸子宮内膜症による腸閉塞】 1例目は腹痛を主訴に受診した、回腸子宮内膜症による腸閉塞の症例でした。回腸の子宮内膜症は希少部位子宮内膜症と言われ、腸管の他に膀胱や尿管にも見られます。腸管の子宮内膜症は12-37%程度と言われており、直腸・S状結腸

      • 第192回新沖縄放射線カンファレンス

        2023年5月24日に第192回新沖縄放射線カンファレンス(以下、沖放)が琉大講義棟+オンラインにて開催されました。沖放は琉球大学病院を中心として県内の放射線科医が集まり、経験した教育的な症例や稀な症例を共有するカンファレンスです。今回は2つの症例報告があったのでここに共有します。 【PLANTY:Polymorphous low-grade neuroepithelial tumor of the young】 1例目は痙攣発作を契機に診断された20歳台男性のPLANTY

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