おなかスキピオ・アフリカヌス

家族が最近編み出したギャグ「おなかスキピオ・アフリカヌス」。空腹時に用いられる。
スキピオ・アフリカヌスは共和政ローマの政治家であり軍人である(らしい)。メジャーなのかマイナーなのかすら私にはわからない。世界史をちゃんと学んでいるひとたち同士の会話で繰り出されればウケるのかもしれないが、わたしはスキピオ・アフリカヌスを全く知らないため「そういう名前の昔の人がいたんだな〜」という感想であった。
ギャグというのは共通の知識、認識があってことそ成り立つんだなぁと改めて思った。「いや知らんがな!」とツッコミつつ笑えることもあるとは思うけれども。
ところで世界史ギャグといえば、個人的には「ガンバルバロイ」である。きっと全国の高校生が思いついていたギャグなんじゃないかと思うのですが、どうなんでしょうか。世界史を受験科目にしなかったため知識がほぼ無の私でも、このギャグのおかげでバルバロイはなんとなく説明できる。古代ギリシア人にとっての「わけのわからない言葉をしゃべる人」という意味だったと思う。

賢くて快活なグループの女子たちが、友だちにエールを送るとき「ガンバルバロイ⤴️」と一時期よく言っていた。私は一度も使ったことがなかったけど、いまだに心に「ガンバルバロイ」と浮かぶことがある。なぜかそのくらい印象深い。みんな元気かな。

きょうは喫茶店で歌集を読んだり短歌を考えたりして過ごした。自宅にひとりだとダラダラしてしまうので、シャキッと作業したいときは大体喫茶店に行く。こういうときに欠かせないのがノイズキャンセリングイヤホンである。私は周りがそれなりに静かじゃないとまったく考え事ができないので、本当に重宝している。といっても完全に音が消えるわけではないし、きょうは結構お客さんが多かったので、周りの会話の聞こえ方はプールの中にいる時みたいだった。このくらいがちょうどいい。充実した時間を過ごせて良かった。

帰り道、夕闇のなかを慎ましくのうぜんかつらが咲いていた。二輪だけ。夏は過ぎ去ったんだなぁと思った。

🌷すきな曲と歌詞の一部分🌷
安藤裕子「のうぜんかつら」
撫でて 優しく のうぜんかつらの唄のように

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