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入社半年未満で全社総会のメインデザイナーに挑戦し、「やりきった」話

「ヒロセさん、Fine-dayのデザインやってみない?」

いつもの朝会にて、マネージャーから突然立てられた白羽の矢。

ファインディには、半期に1度自社の「MVVの浸透」を目的とし、活躍した社員の表彰や事業部感のシナジーを加速させるため会社総会「Fine-day」を実施しています。

遡ること、2023年の8月頃。
ファインディへの入社を決めた頃、よかったら参加してみませんか?と声をかけられて、画面越しに表彰される社員の方々を眺めていたあの頃の記憶を朧げに思い出しながら、そういえばインナーの施策をやってみたいなぁと思っていたので、投げかけられた言葉への返事は言うまでもないものでした。

「わかりました、やりま〜す✋😄」



…前置きが長くなりましたが、改めまして皆さんこんにちは。ファインディでコミュニケーションデザイナーをやっております、ヒロセです。
noteの投稿も早3回目。今回は前述した通りファインディの全社総会である「Fine-day」のビジュアルデザイン全般を制作した備忘録を綴ろうかな〜と思います。



手探りで始まったビジュアル制作

とはいえ、リモートでの参加はあれど、そもそもFine-dayへの参加自体がほとんど初めての私。
先んじて今回のdayのコンセプトを検討している実行委員の皆さんと合流しつつ、社員に対して何を伝えたいのかテーマにするのかのヒアリングを行うことにしました。


「今回のdayはどういうコンセプトなんですか?😀」

実行委員「今回は、『やりきる』をコンセプトに考えてます。
これから、ファインディが企業としてさらに成長をしていくため、一人一人が目の前の仕事を今以上に仕事を取り組む=『やりきる』ことで、企業としてもう一歩先を目指していきたい、ということを伝えていきたいと思ってます。

…ただ、言葉でテーマを全面に出すのではなく、ビジュアルで「Findyは今後もっと企業として成長していきたい」という、組織としての意志の強さが伝わるようなデザインを制作して欲しいです」

「なるほどですね〜😀」

………………………………………………………。

/ム、ムズい!!!!!!!!!!!!!\

コンセプトはあるものの、それを表に打ち出しすぎず、ビジュアルだけでどこまで伝えることができるのか…。
内心、かなり難易度高いなあと思いながら聞いていました。

とはいえ、Fine-dayが開催されることは決まっているので、それに向けて形にしていかねばなりません。

🤔oO(Fine-dayまで残り約1ヶ月。ノベルティや動画などなど、他に展開しなきゃいけないものや入稿の必要があるものも考えると時間がないな…悩んでる暇はないぞ、これは)


とにかく、手を動かさねば

というわけで、デザインだけで今回のテーマを伝えるためにどんな表現を用い流と良いか、ムードボードを作りながら全員でイメージをすり合わせていきました。

言葉とイメージをいったりきたりしながら、
どんな表現が今回のテーマのグラフィックとして活かすことができそうかを検討


既存のイメージをもとに方針を固めつつ、一旦実際のビジュアルに落とし込むことにしてみたのがこちら👇

メインビジュアルは、大きく分けて2方向考えてみました

グラデーションや背景のカラーについて
「ファインディがより成長していくということが伝わるようにしたい」という思いから、これまでの制作物にない表現であり、熱意や気持ちの強さを感じる赤を用いたグラデーションを使用しました。
背景のカラーは、ファインディらしさを保ちつつ、このグラデーションが引き立つよう、青空のような爽やかなブルーと夜明けを感じさせるネイビーの2色を検討。

オブジェクトについて
コンセプトをヒアリングした際、「一人一人が意識を変えることで、ファインディもさらに成長していく。今回のFine-dayがそのきっかけになる日であって欲しい」という思いから、2方向を考えてみました。

上段は、Fine-dayという「今日」から「明日」に向かって一人一人が伸びていく軌道のようなイメージ。
下段は、「今日」を起点に、これからのファインディの「未来」向かって目を向けていくサーチライトのようなイメージで制作しています。

ロゴについて
「ファインディは変わっていきたい、という強い思いを伝えたい」ということで、意志の強さや力強さを感じるボールドのフォントで制作。
また、オブジェクトの形に合わせて斜めにフォントをカットすることで印象的かつビジュアル全体として統一感のあるものにしてみました。


議論を重ねて、ようやく形に

これらのデザインからさらに議論を繰り返し、微調整をしながら、最終的にこのビジュアルに決まりました。

2023年下半期Fine-dayのメインビジュアル

最終的な決め手になったのは、「Fine-dayという日がきっかけになってほしい」という実行委員側の思い。
いきなり大きな変化を起こすことはハードルを高く感じてしまうけれど、Fine-dayを終えた後に、明日から何かちょっと変えてみようかな、と少しだけ上を向いてもらえるようにしたい…その思いを表現するため、右上に向かって伸びていくようなビジュアルのデザインに決定しました。

今回のFine-dayの制作物たち

メインビジュアルが決まったので、急いで他の制作物にもイメージを反映することに。

今回は、3つノベルティを制作しました。

ノベルティ①、②:PCクロスと封筒
「今回のコンセプトを日々の業務で意識できるよう、オフィスでいつも目にするものに」という実行委員の思いもあり、今回はPCクロスをチョイスしました。

クロスも複数案検討
最終的に左下のデザインに決定

クロスのデザインも、イベントとしての一貫性を出すためにも、「メインビジュアルと同じ形にしよう!」ということで、オブジェクトとロゴを大胆に配置したデザインに決定しました。
また、そのまま配布するのではなく、特別感を出すためにネイビーの封筒に今回のロゴを銀の箔押しであしらってお渡しする形に。

ノベルティ③:シール
二部の懇親会は、大勢の社員が各テーブルにシャッフルして話す立食パーティを行うため、誰がどの部署の人なのかわかるような名札を制作しました。

ノミネート動画

動画はマネージャーの向さん作!

前述した通り、Fine-dayでは毎回活躍した社員の表彰を実施しており、その方々のノミネート動画も合わせて制作しています。
こちらも、今回のメインビジュアルをもとに作成してもらいました。

という感じで、ノベルティや動画への展開に慌ただしくしつつ…いよいよ当日!その様子は、ファインディ公式のnoteに掲載されておりますので、そちらをご覧くださいませ〜。


dayを終えて、思ったこと

そんなこんなで、Fine-dayを終えて早2週間が経ちました。

実際にやってみてどうだったかというと…正直大変でしたし、すごく難しかったな〜と思います。

あえて「やりきる」という言葉を使わずにビジュアルだけで思いが伝わるように制作に取り組んできましたが、「これで伝わったのかな」とか、「もっといい表現があったかもしれないな」という思いは今でも自分の胸に残っています。

とはいえ、これまではメインビジュアルを用いてクリエイティブを展開することがほぼなかったので、今回はそれを一貫したことで、統一感のあるイベントとして形にできて良かったな〜と思います。
また、私の中でこれで良いのだろうか、という思いは心に残るものの、振り返りの場で「ここまでデザインの手が入ったFine-dayは初めてだから、それだけでも『変わった』という感覚は参加している社員に伝わっているんじゃないかな」というFBをいただけて私自身もはっとしたり。

何よりも、今回のビジュアルについて社員の皆さんから色々好意的な意見をもらえたことがとても嬉しく、オフィスを見渡すと、ノベルティを使ってくれてる人もちらほら見かけて嬉しかったです。
(ノミネートされた方の中には、もったいないのでトロフィーと一緒に飾ってくれているという方も😭感謝)

そして、私自身はまだまだ入社して半年足らずではありますが、「インナーの施策をやってみたい!」という自分の気持ちを汲み取ってくださり、会社総会のビジュアルを任せてくれたことこそ、「挑戦するひとを応援する」という会社のミッションを体現している、と改めて思いました。

色々反省もありますが、最後に思うのはやって良かったな〜という感情です。私に挑戦の場を与えてくれたマネージャーの向さん(@osk_kamui)、共にデザインを考えてくれたATLのぱやさん(@payatsun)、手探りな中でも共に良いものを作るために妥協せずに意見を出し合った実行委員のみなさん、色々大変な中で協力いただきありがとうございました…!

最後に。まだまだ発展途上のファインディですが、引き続き「らしさ」を一緒に考えてくれるデザイナーを積極募集中です!
興味ある方はぜひ、カジュアル面談でお話ししましょう〜


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