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長いものには巻かれる

3年前、私は、何時もニコニコ現金払いが
モットーな人だった。
その時私の親友がポイント集めに躍起に
なっていた。
調べると確かに電子マネーや
クレジットカードで買い物をすると
ポイントが付きそのポイントを
次の買い物で使えるのは得なように思った。
しかしクレジット払いは金利が付くから
結果として得じゃないと考えた。
さらに調べるとお金を使うルーティンを
独占して更なる購買を獲得する仕組み
なんだと理解できた。
なんと凄い時代になったものだと思う。
そして私は去年クレジットカードを作った。
それでもクレジット払いが本当に
得なのかどうか分からないので
現金をチャージし使う電子マネーから始めた。
現金をチャージするのだから
何時もニコニコ現金払いと同じである
にもかかわらずポイントが付く。
現金で払うよりも電子マネー出払う方が
ポイント分割り引かれ得する計算になる。
100円の物を電子マネーで買うと99円で
買うことが出来ると言う具合だ。
毎日の生活でお金を使うのだから
このポイントが、なかなか馬鹿にならない。
更に私は、実際に生活の中で検証しようと
少しづつだがクレジット払いもしてみた。
クレジット払いの方がポイント率が高い。
貯まったポイントは電子マネーにも
交換できる。
金融や経済に疑り深い私は、手探り状態で
何が得なのか少しずつ検証しながら
消費活動をしている。
最近では、銀行系カードまでもが
コンビニ決済迄もをクレジット払い
で出来るようにしている。
よくよく世の中を見まわしてみると
ポイントだらけである。
ポイントからポイントへの交換も
進んでいることが分かった。
公団住宅の家賃の支払で
Tポイントが付くとか
電気代ガス代の支払で付くポイントが
クレジット会社系の電子マネーに
交換できるとかがそれだが私は知らなかった。
つまり時代の流れに着いて行けていないのだ。
果たしてクレジットカード決済で、
どのくらいの金利が付くのかは未だ見えない。
先日コンビニで、有料のごみ袋を電子マネーで買おうとしたところ電子マネーで
有料のごみ袋は買えない事が分かった。
しかしクレジット払いだと有料のごみ袋も
買うことが出来る。
お金の流れの囲い込みで、消費者をいかに取り込むか。
囲い込みだと解ってはいるのだが
囲い込まれた方が得なのか得じゃないのか
未だ私には解らない。
結果として「長いものには巻かれる」
生活をしようと思い現在も
電子マネーとクレジット払い
をしながら本当に得なのかどうか
検証しながら生活=消費を続けている。
世の中から現金、日銀発行の紙幣や硬貨が
無くなる日が来るかもしれないが
お金が、仮想コインになっても生きていくこと
生活や人生は、仮想にはならない。