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日本の暦の考え方って不思議。でも好き。

今日は年3月31日年度末です。

年末と年度末、歳末と年の終わりの言葉が3っつもあって日本のシステムも日本語も難しい。それに加えて数え年という言葉がありさらに難しくなります。年男や年女は数え年で書かれていて履歴書などに書く満〇〇歳よりも一つ増えた年齢になります。
年末は、暦=カレンダーの上で12月半ばから31日までの事を指し年度末は、学校や会社の初まりが4月1日からなので、社会的な便宜上の年の分かれ目で3月半ばから31日を年度末と言います。それとは別に歳末という言葉あり会社などが始まって何年たった年の終わり=実際の会社が経た年齢と言う事になります。一般に人の年齢はゼロ歳が一年間あり2年目に生きる最初の日からが1歳になります。とても日本人の考え方は複雑です。年号の考え方も難しくて天皇陛下が崩御された年がその年号の終わりで、すぐに次の天皇陛下が即位するので、実質的に同じ年の中に二つの年号が存在することになります。
二十四節季の考え方も月の満ち欠けを基準にしたもので、太陽暦とは異なるものですが、その両方をうまくとり入れた太陰太陽暦が現在つかわれています。私は海の仕事をしてきたので月の満ち欠けが生死を分ける程とても重要で現在も新月、上弦の月、下弦の月、満月が自分の生活の中で大きな意味を持っています。潮の流れが大きく早くなる大潮の時期には水中に潜る場所と時間をえらんだり中潮や小潮でないと安全に潜ることが出来ない場所もあるので月の満ち欠けが水中で作業する上では重要です。

私は、この複雑な年の考え方や太陰太陽暦も月の満ち欠けの旧暦も好きで、風情があり日本人でよかったなと思える気持ちにつながっています。

明日は4月1日=年度初めです。新しい年度に向かって希望を持ち歩みだしましょう。

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