はじめてのつばめ日記⑪

　おわり

　ばあが、「つばめ１匹死んだ」と言った。ついさっきまで元気だったつばめが何で？　

　ばあの話によると、じいが外を見た時、何かが落ちてきたそうです。見に行くとつばめ。手に取り運ぶと、ヨロヨロと飛び立ち隣の畑に落ちました。

「無理させて田んぼに落ちても大変だ。もうほっとけ」

　じいは、そう判断しました。

　うちの場所から、そのツバメの様子がわかります。蛇に襲われたり、雨が心配です。嫁、しゃがんで様子を見てました。

　つばめ、その時は生きてました。頭を上げて、羽を少しずつ動かして。するとツーちんが来て嫁を威嚇。

　そうなんだ……

　うちの子つばめ確定です。ツーちん、威嚇はしても子つばめには近付きません。自然とは悲しいです。なるようにしかならないのです。
　(；ω；｀*)

　その後、ツーちん、バーちんに卵がポコポコ産まれています。２日前に最初の卵が産まれ、じい、ツバメがいない時を見計らって強奪。ばあに見せにいったそうです。
　(´ε｀；)ゞ懲りないなぁ

　ばあ、初めて見る卵に興奮して、その日の昼に話してくれました。

「大きさはウズラみたいにちいさいけど、白くて薄い！とにかく殻が薄い。透けるみたいな感じ！！
　( ￣-￣)ばあも楽しんでるなぁ

　そして今日、「卵今は３個だよ」と、じいばあが時間差で教えてくれる。また見たんだね💧

　現在、ツーちん一家は３羽。父ツーちん、母バーちん、子つばめがいます。もしかしたら次の弟妹と一緒に巣立つのかな？

　(｀ー´ゞ-☆まずまず、２回目子育ては順調です！　つばめには敵や自然、とにかく危険がいっぱいです。一緒に過ごして沢山考えさせられました。卵も雛も大人になっても、常に死と隣り合わせ。今生きているつばめ、それは奇跡の連続で存在しているのかもしれない。1羽でも多く生き延びて欲しいと願わずにはいられません。
　(´∀｀)尸"つばめ達、頑張れー！！

#創作大賞2024
#エッセイ部門