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自分の体力身にしみる

 9月も間近になり稲は一面黄色を帯びてきました。穂先も少し垂れ下った様子です。
 8月下旬頃から水の掛け引きも湛水状態から間断を行い、徐々に9月中旬からの刈取りの際、コンバインがぬかるんだりしないように田んぼを乾かす準備をしています。もう間もなく黄金一色の風景になります。
 今年は高温が続き、稲穂の登熟が例年より早まっている感じですが、台風の発生、上陸のないように祈っている所です。
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 8月29日晴天、連日猛暑の最中、運動不足解消に乳頭温泉大釜旅館脇の駐車場7時10分出発、この時間でももう高温気配、急いで靴を履き、ザックを背負いストックを持ち歩き出す。今日の計画はここから稜線分岐まで第一目標、ここから八幡平からの稜線を途中の水場まで第二目標、水場まで10時まで到着出来たら今日最終目標田代平山荘まで足を伸ばし、乳頭山を仰ぎ見る予定だったのです。このコースは登山口からほぼ第二目標の水場を過ぎてもずーっとブナの樹林のトンネルの登山道なのです。
 時折急坂の階段の上部に一寸開けた所がありますが、全く木漏れ日を浴びながら静寂の空気を体いっぱいに吸い込みながらの登山道なのです。稜線分岐までは急坂もありますが、9時40分到着。ここの標柱は先端クマに襲われて尖っている。T字路になっていて左へは大白森から八幡平、右は僕の目標田代平なのです。平坦な登山道両脇に太いブナの樹林が僕を迎えてくれる。昨秋の落ち葉を踏みながらブナ林に吹き渡る涼風、最高の気分である。緩やかな登り下りを得て水場到着、10時45分。
 ひんやりした空気が漂っていても水の流れがない位の細い流れなのです。それでも休憩と決め、おにぎり、バナナ他を食す。目標到着が10時だったので、45分超過したことになるが、体力を自覚し潔く11時15分下山を開始、途中食事休憩等を繰り返し、分岐を過ぎ、駐車場到着丁度2時。今の自分の体力をあたらめて自覚し、これからもこのペースを守れるなら登山を続けたいと思っている所です。
 今日約7時間、山にいる間、猛暑のためか、誰とも行き交うことはありませんでした。

柳田 武男82歳


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