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独男の忍耐~愛で煙が散りぬるを~

朝5時前、零次起床。

そ「むにゃむにゃ……」

隣の部屋の冷蔵庫からコーヒーボトルと
残り少ない牛乳とカフェラテの
ボトルを抱えて自室に戻ってくる。

そ「むにゃむ……あっぶぇ!?」チノケヒク~

零次はなんと無意識の余りに
口にたばこを加えてライターに
火を灯そうとしていた。

そ(俺のニコチン依存……酷すぎるな……)

結局そのまま朝5時から6時半まで
スマホとコーヒーを眺めて飲んでは
6本吸い終えたのだった。

そ(……今日はこんなとこでええかな?)チラッ

スマホの左上は「6:28」と表示されていた

そ(中途半ぱーーーー!!…………微妙過ぎる、
あと2本調整して吸うかな?)

そ「………………準備すっか。」

手慣れたように歯間掃除用の
フロスを手に取り、それぞれの
歯の間をギシギシと磨いていく。

そ(食後すぐ歯を磨くとアレなんだよな……
15分くらい待つか?)

ニコチンに耐えつつ15分ウェイト

そして1階の洗面台へ向かう

そ ぶくぶくぶくぶく……

そ「うぇっぷ!」ジョボボボボ

そ「ハァハァ……」ジョー

そして零次はなんだかんだ準備を終えて
朝8時半の通学時刻を向かえた。

そ「イヤホン装着して……おし!」

そして9時ちょっと過ぎ、
職業訓練校前のベランダでスマホを弄る。


そ「…………あっ、おはようございまーす!」

そして訓練所の戸が開く。

そ「おはようございまーす」

職員の夕木さん
「はい、おはようございまーす」

入ってからすぐして授業が始まる。
今日の午前の2コマは
「イメージ訓練」と「ストレッチ」だった。

そ(……なんかスクワットやったら
心なしか眠気が理不尽にも
吹き飛んだような?うーむ……)

そして午前中の授業を終えて、
レポートと名札を返上して教室を後にする。

そ「お疲れ様でーす!」

クラスメーツの一部がこっちを見る。

訓練所近くの駅のホーム

そ(この後は最寄り駅側の出張職安所で
職探しとスーパーで買い物だな?
コーヒーボトル2本!牛乳も忘れずに……)

電車 ファーーーーーーーーーーーーン、ガタンゴトンガタンゴトン

…………そして、なんと家に着いた。

そ「中途半端な時間に
吸い終わるんじゃなかったよ、
まだ8時間も経ってない!!」

そ ポン、ポン、ポン、ポン、ピカァーン☆

そ「風呂3日入ってなかったわ!!
入らねーと!!」

零次は慌てて嗅ぎたばこを加え、
「お風呂セット」を用意して風呂場に向かう。

一方その頃ゆーくんといーちゃんは?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ゆ「ちゃいごのじゅぎょうどうとくだって!」

い「きょうかちょわしゅれちゃったよ(>д<)」

ゆ「だいじょうぶだよ!ぼくのを
かしてあげるから!!それよりきょうも
かえりみちいっちょにかえろーよ!」

い「そうだね!ゆーくんがっしょうだんの
あつまりないっていってたもんね!!」

そして戻って零次はというと……?

そ ドライヤーゴーーーーーーーー~~

そ「おし!かきだばか外して……、
コーヒーブレイクだ!!」

零次の脳内 「ダバダーダバダーダ↑ー♪」

いちぢかんご

そ「もう辛れぇわ。しる。
……やっと8じけぇんもこえれたし、
さすがにすっても……ん?」ポクポクポクチーン。

そ「閃 い た」

そしてまた戻り帰り道を行く
ゆーくんといーちゃん。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ゆ「きょうのたいいくはしって
ばかりだったからちゅかれちゃったよー」

い「ゆーくんおよぐのはとくいなほうなのに
なんではちるのきらいなの?」

ゆ「なんかー……んー……
わかんないや」トボケタポーズ

オーーーーイ!

ゆい「…………ふぇ?」

オーーーーーーーーイ、ユークンニイーチャーン!!

ゆい「?!?」


ゆい「そうだおにーちゃん!?」

思わずゆーくんが向かってくる

と て と て と て と て


そゆ むぎゅうううううううううううう

こうして、2人は暫くの間
真偽の定かではない関係でありながらも
抱擁し続けたのだった。

end (⌒‐⌒) ぽかぽか~♪


今日は198点🍁!


もし頂けるのなら税金関係、自炊レシピの 材料代を中心に使おうと考えております。