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独男の領海。

※この回は独男の亡霊の続きからと
なっております。
もしご覧になっていないようであれば
先に閲覧しておく事を推奨します。

ゆ「どーゆーことなの!?おちえてよ!!
ねぇそうだおにーちゃん!!」

そ「…………」

そ「分かった……話すよ。
輩どももいーちゃんもみんな聞いてくれ、
そしてどうか驚かないでおくれ。」

そ「まずこの世界なんだが……、
本来の世界の俺の妄想によって
創られた世界のひとつなんだ。」

ゆい輩「えぇええええええええええええ!?」

輩C 頬をつねってみる

そ「いーちゃん。ところで昨日の
夕飯は何だったのかな?」

い「えーとねー…………あれ!!
おもいだせないよ!?」

そ「そう。本来の世界の俺が
そこまで設定を考えていないからなんだ。
そして現実のゆーくんといーちゃんは
はたちを迎えててそれぞれ
ネットを通して知り合った友人なんだ。」

ゆ「ひゅえ!?ぼくといーちゃんは
おなぢしょうがっこうにかよう
だいしんゆーじゃないの!?」

そ「……違う」メヲソムケル

輩D「総督!そ、その!本来の世界の
俺たちはどうなんですか!?」

そ「素性はみんな知らないよ。
君らもネットを通じて知り合ったり
知らなかったりの関係だ。
とあるスマホのアプリのユーザー
だというのがみんなの共通点だ。」

輩たち どよめき始める

そ「ゆーくん。俺はゆーくんと
どんな関係だったっけ?」

ゆ「ええっとー……とおいとおーい
ちんちぇきのおにいちゃん?……だよね」

そ「そうだな。それでいつ初めてゆーくんと
俺が出会ったか憶えているか?」

ゆ 目をつむっておでこをかいて10秒後

ゆ「おもいだちぇない!?なんで!?」

そ「シルバーウィークだ。
去年の秋に俺がショッピングしている
ところを着いてきたのが今のとこの
最初の出会いだと本来の俺の記憶には
アーカイブされている。」

ゆい「へぇー、そうなんだ!」

そ「それでゆーくん。本来の世界の
ゆーくんと俺の関係は…………」

ゆ「…………んっ?どうち」

そ「喋りすぎだぞ分身よ」

ゆい輩「!?」

そ「余計な事は話さんでいい。
お前はこの世界のゆーくんと
親密になれるように働けばいいだけだ」

ゆ「……なんでぼくと?」

そ「…………っ!本来の世界の俺が
干渉してきたな!人造人間の癖に」

ゆ「……ほんらいのおにーちゃんは、
ろぼっとなの?」

そ「そうだ。まぁ訳が在るんだがな……」

そ「しっかしあいつ。何か企んでそうだな?
何をする気なんだあいつは!」

その頃、本来の世界線の零次。

ム「ヨクモワタシヲフッタナ?
オボエテイロヨ。ジョウホウサエツドエバ
アンタハモウワタシニサカラエナイ
カンケイニナルノダ。」

END 続く 



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