平塚らいてうと「しずかちゃん」

『元始女性は太陽であった』と記したのは平塚らいてう。
正直、「太陽」か「月」かなんてこだわり、私にはない。

でも、思う。

はい。


女性は「貢物」でも「上納品」でもありません。

もちろん「芸の肥やし」でもないのです。

いまとなっては、「女遊び」という言葉にすら違和感。

子どもにはあまり聞かせたくないな。
だって、
常態化している言葉や考え方に疑問を持つのは難しいでしょ？

しかも成長著しい子どもは
日常的に浴びるものを素直に吸収してしまいがち。

たとえば、「しずかちゃん」。

その描き方に幼いときから「ちょっとおかしいんじゃない？」と思っていた「元・女の子」はあまりいないはず。

でも、今考えてみると変なのよ。

頭もよくて、コミュ力も高い。
友だちだけでなく、先生や友だちの親からも信頼されている。
ピアノだってひける。
＝ものすごく優秀。

なのに、いつだって出来の悪いのび太やジャイアン、スネ夫を見守って応援する立場。
リーダーシップを発揮しているシーンなんてまずない。
そして、誰かの「お嫁さん」になると決めつけられている。

ついでにいえば、小学校高学年なのに入浴シーン多すぎ。
のぞかれても
「いやん」と焦ったり怒るだけ。

ぜったい、変じゃん！

でも、その「しずかちゃん」を
わたしたちは「女の子」として受け入れてきた。

ただの男の願望としての女性像なのに・・・。

賢いけれど、知識をひけらかさない。
常に優しいまなざしで男たちを見守って応援してくれる。
そして
「いや」と言いながら抱かれる女。

まさに、とある芸人が書いたとされる
「女性セレクト指示書」にありそう黒髪清楚系。

やれやれ。。。。

だめよ、こんなの。

いまさらなんだけれど、
こんなものを見せられてきたことにすら腹がたってくる。

私だって、
戦うお姫様アナをみて育ちたかった。
男の子を応援するのではなく、共に戦うハーマイオニーを
ロールモデルにしたかった。

どっちもよく知らんけど🥴。

その結果として選択したのが
しずかちゃん的な生き方ならいいと思うんだよね🙄。