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デジタルツールを利用して改善への取り組み

取り組み内容の絞り込み

私はデジタルについて学び始めて2ヶ月ほどの小売業に従事している会社員です。仕事内容はインターネットで注文頂いた商品を店舗で集めてお客様別に梱包し発送するまでが担当です。
1日に数回締め切り時間があり、締め切り時間毎に数人のグループで店舗から商品を集めてきて、個別に仕分けを行い梱包します。そこで商品を集めて戻って来る時間がある程度同じになるようにしないと待ち時間が出てしまいロスタイムが発生してしまいます。
ロスタイムが発生する大きな要因の一つに商品の場所が分らず探して歩くことが挙げられます。この探して歩く時間を削減出来れば効率良く仕事が行えます。

デジタル技術の活用

探して歩く時間を短縮するために今回は覚え立てのデジタル技術を活用し商品の情報を入力すると場所を教えてくれるLINEBotを作成してみることにしました。
職場の人たちに何の商品が分りづらいかを聞いてみたところ『ワイン』の意見が多かったのでプロトタイプとしてワインの売場を教えてくれるものを作成することにしました。
まずは商品情報を教えてくれる為のデータの作成です。
バーコード(JANコード)、商品名商品の陳列情報(展開位置の情報)をgoogleスプレッドシートに入力します。
次にMakeというものを利用してgoogleスプレッドシートLINEBotを連携させたら完成です。
バーコードを入力したら商品の場所を自分のスマホのLINEBotへ教えてくれる事に成功しました。

現場の感想

早速現場での意見を聞いてみることにしました。
実際にバーコードを入力してもらうとすぐに商品名、場所と『1-1』の返信がきました。『1-1』とは上から1段目、左から1番目という意味です。使用してもらった方の意見を聞いてみるとシンプルで分りやすくて良いとのお言葉を頂きました。表示方法を『1-1』ではなく上から1段目、左から1番目の表示にしたらもっと良いとの意見もありました。今回はワイン限定で作成したのですが日本酒も作ってほしいとも頼まれました。なかなかの好感触に大満足です。他に追加して欲しい機能も聞いてみたのですが特に思いつかないとのことでした。

使いやすく改良

頂いた意見をもとに表示を分りやすく変更し『○段目、左から△番目』に変更しました。元のデータを入力し直すのに少し時間がかかりましたが修正したものを見てもらったところ好評だったので直した甲斐がありました。


あとがき

今回作成したものはHHTというハンディ端末で出来る機能の一部です。
しかしHHTは高価なため職場にはあるのですが私の部署にはないものです。そのため場所を調べようとしたら一度バックルームまで戻りパソコンで調べることになり時間ロスになってしまいます。そこで大半の人が持っているスマホを利用して今回のものを作成してみました。しかも2ヶ月前の自分には思い付きもしなかったものが出来ました。もう少し使用してみて不具合が無ければ商品情報を増やして利用出来る範囲を広げていきたいと思います。
他にもっと便利に使えそうなツールが無いかを模索していこうとも思います。今回は全てのデータを手入力しなければならないPDFを見ながら入力をしましたがもっと簡単に行えるようexcelでデータでもらえるように働きかけて入力作業を簡単に楽に短時間で行えるようにしていきたいです。そうすると商品入れ替え時にもすぐに対応出来きます。
まだ勉強中ですが他にも便利になりそうな事を探して挑戦していきたいと思います。

最後まで読んで頂き有難うございました。

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