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あさきゆめみし 宇治十帖編

先日、久しぶりに「あさきゆめみし」を図書館で借りて読みました。
あさきゆめみしに出会ったのは小学生の頃、姉がほぼ全巻持っていたので、私もかなり読み込んでいました。

何度読んでも飽きないんですよね。

ただ、宇治十帖編だけは、実家に置いていなくて読めていなかったのです。
今は完全版というものが出版されていて、カラーも何ページか入っていてサイズも少し大きめなのですよね。
(ハードカバーで重いので、所有するのはためらわれます。図書館で貸し出ししていて本当に良かった!)

結論から言うと、とても面白かったです。大和和紀さんがあとがきにも書かれていましたが、かなり勉強されたようで、人物描写などが細かく描かれています。そして絵がとてもきれい。

漫画なので読みやすいですし、セリフにだいぶ細かく人物の説明が書かれているので、相関図を見比べながら読めば何とかついていけます。

相関図がまた複雑、、。平安時代の貴族はほぼ親せき関係にあるのでは、、。血筋が重視される時代だったのですよね。

この時代の女性たちは大変。自由に動けないし、家柄で自分の将来が決められてしまう理不尽な時代です。
御髪もあんなに長くて手入れが大変。お着物も重かったのではないでしょうか。きっと当時の女性たちはそれが普通と思っていて、おかしいなどとは思わなかったのでしょうけれど。
とはいえ、戦のない比較的平和な時代でもあったのでしょう。

大河ドラマ「光る君へ」ではまひろがどのように源氏物語を執筆していくのか、その様子がきっと描かれていくのでしょうね。
今から楽しみです。


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