修練

事物を眺め、裂け目を生み出す修練としての写生を試みる。それは絵も、詩も同じ。


裂け目は忍耐強い事物の観察から突如として生まれるのではないか。

しかし、写生そのものを"作品"とするほどの技量に乏しい。

だから写生を修練ということにしている。


逸脱を抑制しなければならないという葛藤そのものに対峙する覚悟が必要。

その果てで、見ようとしていないのに、見ている、読もうとしていないのに、読んでいる。そういった作品を生み出せる境地へ至ればよいか。

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