![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114524788/rectangle_large_type_2_3321c14ebf037f38d4290e311eb36aee.png?width=1200)
ゴールデンスランバー
伊坂幸太郎さん。遅ればせながら初めて読みました。
ビートルズフリークなら振り向いてしまうタイトルに本屋に行けば1番目立つところに一冊は置いてある伊坂さんの本。
読まないのがおかしいと思える状況に何度か遭遇しようやく手に取りました。
衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ? 何が起こっているんだ? 俺はやっていない――。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。
読み終わって思ったことはアクション映画を見終わったかのようなハラハラ感と小説の繊細な表現が混在していてもうすごい。でした。
それほどまでにエンタメ小説と叙情性の表現を果てしない高みで両立しています。
帰る場所やいつまで経っても変わらない仲間達。ゴールデンスランバーはそんな存在がバラバラになっていく、ビートルズ後期のバンド状況を切なく歌っている名曲です。
そんな歌とストーリーの展開を比較して読むとさらに胸熱になること間違いなしです。
まだ呼んだことがないという方は私と一緒に伊坂さんの沼に入っていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?