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文字という名の仮想現実
いつものようにKindleをするするチェックしていると何度か目にしたことのあるタイトルが...
個人的にはミステリーは10回に1回くらいのペースでしか読みません。かつゴリゴリ文系の私は理系ミステリー代表の森博嗣さんを何度かスルーしていました。
そして期間限定なのかは分かりませんがKindle Unlimitedの文字が!これは読むしかないと思い読んでみました。
結果、1日で読んでしまいました、笑
いや、もちろん科学知識の欠乏から理解できない箇所には何度も出会いました。
しかしそれでも大枠に支障をきたすようなものではありません。よりマニアックに読み込みたい方には難易度が高いでしょうが私のような初見でも非常に、非常に楽しめる内容だったと思います。
密室から飛び出した死体。究極の謎解きミステリィ。
コンピュータに残されたメッセージに挑む犀川助教授とお嬢様学生・萌絵。
孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季(まがたしき)。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平(さいかわそうへい)と女子学生・西之園萌絵(にしのそのもえ)が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ
読み終わって1番初めに思ったこと。
それは少し頭が良くなったような、客観的に、ちょうど話題のAIのように振る舞う視点が自分に加わった気がしました。
もちろんストーリー自体の構成は完璧で衝撃の連続。ミステリー好きには最高でしょう。
比較的登場人物が多いのにかなり内向的にテーマが沿っている。
心の内の内を強引に覗かれるような。読み進めたい気持ちからどんどん読みたくなる...
泥沼に足を引きずり込まれるような読書体験。ぜひ一度手に取っていただきたいです。
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