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爬虫類や奇虫との出会い

 今から30年ほど前にボールパイソンを飼いました。当時のペットランドというお店で購入したはずです。まだワシントン条約や絶滅危惧種に指定されていない動物が多く、条例でも禁止されていないので大型の生体や見たこともない動物がいろいろ売買されていました。記憶にある中でもアルマジロやアライグマやボアコンストリクターや詳しくないのですが小さな猿もいました。サソリはダイオウサソリが1500円くらいでしたね。
 そして会社の帰りに札幌新道で『Lizard』というお店を見つけたのがキッカケです。入店すると図鑑でしか見たことない緑色のヘビに驚きました。グリーンパイソンです。だが少々お高い。何度か通ってボールパイソンを飼っていたこと家には900mmのケージがあることを伝えると、最初はこのヘビならどうだ飼いやすいと薦められたのが「ノーザンパインスネーク」です。所謂ナミヘビといわれるヘビです。 

ノーザンパインスネーク

 餌食いが良くどんどん成長していったヘビです。あっというまに2.5mほどまで育ちました。そこからはコロンビアレインボーボア、ジャングルカーペットパイソン、

ジャングルカーペットパイソン
コロンビアレインボーボア

 そしてヘビ以外にヒョウモントカゲモドキ3匹とトッケイゲッコー2匹を飼育しました。ビバリウムガイドを読みながら勉強して、ショップで他の客とも情報交換しながら手探りで飼育していることが多かったです。オリーブミズヘヒなんかも飼育していたのでわからないことだらけでした。そんな中生まれたばかりのアルビノコーンスネークのメスを迎えました。

アルビノコーンスネーク

 アルビノを入手してヘビは打ち止めにしました。なにせケージが大きくなるのでへびもヤモリもストップです。最近のInstagramやXに出てるレプタルボックスみたいな小さいものでの飼育ではなく、45cm以上のケージで飼育していたので場所を取るのです。
 それでも餌を買うのでショップに行きます。そこで目にしたのがタランチュラです。当時サソリはよく目にしましたね、ダイオウサソリを安価で。
 タランチュラも結構大きな生体が安くありました。場所も取らないのでコスタリカンゼブラレッグとチリアンコモンを購入。どちらもLS10cmくらいだったと思います。そしてその後ドンドン増えていきます。
 タイガーランプ
 カーリーヘア
 マスタード(多分フィリピンタンジェリン)
 そしてブリードに成功したゴライアスバードイーターの米粒ベビーを3匹貰いました。
 なんというかアクセサリーを集めるような感じでドンドン飼っていきました。
 そしてある日店長に薦められたのが、ソロモンオオヤスデ(おそらく今ではアフリカオオヤスデ)です。その時点で体長は20cmを超えていました。ただ情報がなく何を食べるのかわからないと言ってましたが、私は購入しました。7,000円と今では破格ですが、当時のタランチュラなんかはそれほど高くありませんでした。円高だったからだと思います。
 そんな中で1匹死にまた1匹と亡くなっていきます。一番長生きしたのはカーリーヘアタランチュラの15年とアルビノコーンスネークの20年です。

カーリーヘアタランチュラ享年15歳
アルビノコーンスネーク享年20歳

 タランチュラもヘビもあまりかまいませんでした。ヘビは掃除をする時に触る程度でほぼノンストレスで育てたので長生きしたんだと思っています。20年かかって私の爬虫類奇虫ライフは一旦幕を閉じました。

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