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劇場版ガンダムSEED FREEDOMの感想

そもそもキラ・ラクスがメインだと思っていたのでシン派の私としてはシンはまあ扱い悪いだろうし、下手したら本当にちょい役で終わる可能性もあるので、劇場版のニュースがあった時もあまり興味がなかったです。

しかしそこそこ評判が良かったのでこのポストしてみたところ、

桑…仲林さんからもリプがあり、

裕介さんからはこんな信頼できるリプまで来ましたので、遅くなりましたが仕事が少しは落ち着いたタイミングを見計らって観に行ってきました。(Mリーグのレギュラーシーズン終わった後なのはたまたまです。)

すごい良かったです。ポストに書ききれなかったところまで書くと、話の展開や舞台はもともとの設定ありきだからある程度広げられる風呂敷に制約はかかるものですが、ガンダムSEED・SEED DESTINYという素材の続編としてやれることを全部やってくれた、ファンも喜ぶ作品になっていたと思いました。

ここからはネタバレ込みですので注意してください。
もう観たって人でご興味があれば読んで感想をください。

勢いのまま20分で思ったところを書けるところまで、バラバラと書いていきますね。


このご時世なのに結構残虐

これは良い悪いの前に驚きました。あまり人が〇なない温い展開ではなくて、敵もしっかり悪いやつだし、それ以上に主役側も割り切って結構〇すなあ…ってのも最近だと珍しい?ちょっと驚きました。
残虐で相手が圧倒的悪のほうが水戸黄門パターンというか展開が観やすいし引き込まれるのですが、残虐過ぎても安く見えます。その辺のバランスが取れていてちょうどよかった気がしました

敵がちゃんと強い

前作だとキラとアスランが神がかり的に強くて、最終決戦でもほぼノーダメでした。この感覚で、なんかいろいろ敵が出てくるけどこの二人はあまりピンチに陥らず(シンが咬ませ犬になるだけ)緊張感がない感じなんじゃないかなと予想していましたがそんなことなくて、ミネルバじゃなくてミレニアムも含めて結構ボコボコにやられたのが予想外でした。(機体が破損した後にたまたまオーブにあった旧モデル?にあたる機体に乗り換えたはずなのにそれに乗った後のほうが強くなったところとかはご都合主義だなと思いましたが、それくらいは原作で見方が慣れてるので大丈夫でした。)


アスランが強すぎる

キラがちゃんとボコボコにされる中で、アスランがずっと強い。こんな強い設定だったっけ?て笑いました。前作はキラ>アスラン>>>シンこんなイメージでしたが、敵側の評価もだし三人での喧嘩のシーンもアスラン>>キラ>>>シンくらいに見えました。
なんかアスランだけほぼノーダメで強いイメージ崩れなかった感じします。精神的なモロさも全く見せてないし。

ファンが欲しい要素が入っている

なんか特に後半数分はファンが欲しいこと詰め合わせのファンサービスパートみたいな感じでした。希望に寄せすぎるのもどうかみたいな考えもありますが、私は結構こういうの好きです。あと作風にもよりますがSEEDはこれでいいと思いました。具体的には後述する私が泣いたシーン、ラクスのぴっちりしたパイロットスーツからの胸揺れ、なんでも反射強すぎるアカツキ、最後パイロットスーツ二人とも脱いで明るい時間帯の浜辺でキスしているキラとラクス、などなど。明らかに突っ込みどころあることは中途半端にやらずやり通したほうがいいと思う派です!

泣いたシーン

いやマジでよかったっす…
例えじゃなくて、大粒の涙で泣きました。一人で観に来ていてよかったです。(でも私最近すぐ泣くので、私が「泣いた」のハードルはそこまで高くないです。)

どのシーンかって…説明いらんでしょ。

ステラが出てきたシーンです

唐突だったから逆に良かったです。序盤に丁寧に振りがあったら「登場するんだろうなあ」って読めてしまいますし。しかもその後のミーティアが流れている中でのシンの無双…アツすぎでしょ。これでこそシンがステラといろいろあった意味があるというものです。

私はガンダムシリーズで観た作品すべての中でステラが一番好きなのですが、思い返すと活躍するシーンがほとんどありません。容姿や結末だけでも推せますが、もっとこう、大きな爪痕残してほしいなと思っていました。

とはいえステラを本線にしすぎるとそれはそれでシンとルナの見方がぶれるので、そういう点で出しにくいと思うのですが、今回、時間にしては短いけど私の中での最大風速を持っていかれたような感じでとてもよかったです。

そこで感動してしまったので後のデスティニーの分身がやりすぎなところとか、ジャスティスのツノとか、もう何でもこいってかんじでした。最後のキラのパートはやっぱりどうしてもある程度予定調和にしかならんですし。むしろ動かし方に幅があるアスランやルナやシンをどう動かすのか?に期待していて、十分満足できました。

余談1 最大風速

作品の「面白かった」って全体を通じてよかったものと、最大風速とどちらの見方もあると思っています。比べるものじゃないですが、例えば全体のまとまりを考えたら、そりゃ昨年観たスラムダンクのほうが上だし、あの作品を超えるのはなかなか出ないですよ。しかし最大風速で考えたら私の中ではSEED FREEDOMのほうが上でした。だって泣いたもん。
私、アニメの「とある科学の超電磁砲(レールガン)」が好きで、好きなアニメで打線組む時毎回入れています。(何なら白井黒子が好きだからハンドルネームを決める際に白とか黒とかを入れています。) レールガンは別に全部が神回では全然なくて、1期と2期の2クール目のアニオリ回とかビックリするほど面白くないんですよ。だから全体的な面白さでいえば、他に打線に入っている作品が「四月は君の嘘」「バッカーノ!」「四畳半神話大系」「ピンポン」などなど徹強ばかりなので圧倒的に劣ります。それなのに1期の終盤のアニオリ展開、話はベタベタなのに勢いだけで持ってかれて、最終回がむっちゃくちゃ面白いんですよ。話がベタベタなのに面白いってことは他の要素が充実しているわけで、逆にすごいんですよ。(それでいて原作に沿った3期1クール目は普通に相当面白い。)そんな感じで「最大風速を記録してくる回があるから好き」って感じで入っています。今回の映画もこっちに近いですし、ガンダムSEED自体がそっち寄りの作品だとも思っています。何度も見返すシーンだいたい決まっていますし。

余談2 特別な相手みたいなやつ

シンにとってのステラも、ルナとは全く別軸の大切な存在じゃないですか。ああいうの好きなんですよね。アスランにとってのカガリも近い感じですね。なんか一様に表せない関係と感情、いいです。なんでかとか理由は無い。知らん。

下野紘さんが良かった

鈴村さんも好きだし坂本さんも好きなんですが、下野紘さん一番好きなんですよ。大根だったラーゼフォンも好きなくらいですし、efとかバカテスとか下野さん出ている作品結構好きです。
こういうかっこいい系の完全な悪役って最近やっているんですか?この声誰だっけっとちょっと考えて時間経ってからわかりましたが、普段やっている役のイメージと違うから気づくのに時間かかりました。
ラスボスのキャラ、まあシナリオ的にはよくあるキャラではあるし予想通りの展開ではあるのですけど、下野バフがかかっているから私にはとてもよかったです。


以上です。

まとめ

シン、良かったっす。終盤までは剣技で負けたり割と予想通りの立ち位置であちゃーでしたが、デスティニーに搭乗してからはむっちゃくちゃ強くてかっこよかったです。前作ではジャスティスに両腕切断され、なぜか蹴り合いでも一方的に破壊されたデスティニーが今回は活躍していました。前作でなんかもやっとしたまま終わったのが、今回で憑き物が取れたようで安らかな気持ちになれました。

そしてステラ…ステラしか勝たん。

おわり




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