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辛口本音批評おまけ 実況・解説版


 


 この記事に対してたくさんのご意見をいただいた中で、そこそこ多かったのが「実況・解説者についても批評してほしい」という意見でした。
 そこでご意見をくださいました方への感謝の気持ちを込めて、そしてこのテーマの中でちょっと前から書こうかと考えていたことも消化したいと思い、noteにしました。

 タイトルは分かりやすさを取って「辛口本音批評」としていますが、年棒をもらってプレーしている選手じゃないので特段辛口ではありません。笑 その点はタイトルに見合っていなくて、期待されて読み始めると拍子抜けするかもしれませんので、ご了承ください。

  

【実況者篇】

小林美沙

 とにかく聴きやすいし噛まないしで、かなり高水準で模範的・理想的な実況だと思います。好みが分かれにくく、誰からも受け入れられていると思います。実に真面目な実況なので日吉さんに慣れすぎてしまうと面白みに欠けてしまうように思う人もいるかもしれませんが、公式実況者のバランスとしてはこの二人で補完できている幅が極めて広く、組み合わせとして申し分ないと思います。面白くないタイプの解説者と組んでしまうと盛り上がりにくいことがありますが、それは解説者側に問題があると思います。

 一点気になるのは、待ちの残り枚数の数えミスがやや多い点。これは好みかもしれませんが、私は伝えるのであれば速さをある程度落としてでも正確性を重視してほしいと思います。


松嶋桃

 日吉さんよりはコバミサさん寄りの実況形式だけど、それよりは少し柔らかい感じ。「実況者」としての「あるべき」は間違いなくコバミサさんで、エンタメに振り切るなら日吉さんがベスト、それぞれ強い2人がいる中で桃さんは絶妙なバランスでやっているように思います。

 気づきにくいような小さな部分で気の利いた返しやトンチが効いた返しをすることがあったり、先回りして準備していたように伺える場面もあり、知的さが垣間見えます。漫才で例えると真空ジェシカとか大卒コンビに近い感じがあり、特有の語彙力やワードセンスの高さを感じることがあるので、個人的に結構好きです。

 

日吉辰哉

 これまでも何度か書いていますが、私は日吉さんの評価はむちゃくちゃ高いです。麻雀のルールを全く知らなかった人がMリーグを観はじめたきっかけで「日吉さんと土田さんの実況解説が面白かったから」が何割か挙がるというのは価値が高いを通り越して異常だと思います。近年のMリーグや麻雀の普及において、貢献度が極めて高いと思っています。
 替えが利かない存在なので本当の意味での「プロ」だと思いますし、ある意味ではMリーガーよりも貴重な役割を果たしているとさえ思います。

 噛むし言い間違えるし、ら行が抜けている言葉使いも気になるのですが、それを差し引いて強みが勝ちます。視聴者の好みの差は大きいでしょう。

 日吉さんがYOUTUBE解説して、龍龍プレイしながら自分で自分を実況しているだけで再生数かなり伸びる気がするのですけどね。



【解説者篇】


土田浩翔

 土田さんって2020年くらいまではむしろ叩かれていた方が多かったと記憶しています。それが今では一周して人気者になっています。
 近年はオカルト一本でなく、高度な解説を挟むことが多くなってきました。(ギャップが大きすぎて、むしろまともな解説の方で笑ってしまうことがあります。)出場者がガチな時は解説もガチめだったり、そのあたりの緩急をつけてきたことが再評価されているのではないかと思います。あるいは我々視聴者が慣れてきているのか。それとも視聴者がオカルトにもすがりたくなってきているか。あとは日吉さんとの相性が良いのも強みですね。

 そもそも背が高くて顔立ちがはっきりしているので、容姿としても目立ちやすく人気が出やすいタイプだと思います。さらにおでこがはっきり出ていてハゲてなくておしゃれなので、清潔感があって年齢も感じさせないところもテレビ的に起用しやすいと思います。




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