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バスと電動車椅子に関する疑問が発生(2024/04/23)

 私は通勤時に毎朝同じ時間のバスに乗っています。ここ最近、私と同じ時間のバスに電動車椅子の方が乗ってくるようになりました。

 バス停は車道より一段高い歩道の上にあります。その車椅子の方が待っているときは、バスの運転手さんがなるべく歩道に寄せてギリギリに停めています。直線の車道沿いのバス停ではなく、駅前ロータリーなので、歩道に寄せつつ並行に停めるのは、かなり難易度が高そうに見えます。


★当該バス停のイメージ図

 歩道に寄せて停めていたのは、理由がありました。歩道からバスのステップに直接スロープ板を付けるには、ギリギリに寄せて停める必要があるからでした。


★歩道から直接バス車体に乗り込む方法(青色はスロープ板)

 しかし、今朝のバスの運転手さんは違いました。運転手さんは歩道から少し離れたところに停め、スロープ板の介助のために降りてきたところ・・・車椅子の女性の方は、「もう少し近くに停めなおして。ここだと乗れないの。」と頼んでいました。
 運転手さんは少し困った表情をして、「寄せて停めるの大変なんですよ。ここからでも乗れますよね?手伝いますから。」と言いました。
 女性は「いや、ここからだと無理なの。歩道とバスに直接スロープ板をつないでもらわないと」と反論。
 この運転手さんにとって、寄せて停めるのが技術的に難易度が高くて難しいのか、時間がかかってしまうのが面倒なのか、どちらか分かりませんが、結局、車両を停めなおすことはせず、一度、車道に降りて車道からスロープを使う形で介助しました。


★一度車道に降りてからバスに乗る方法(青色はスロープ板)

 今まで、黙って寄せて停める運転手さんばかりだったので、あまり深く考えていなかったのですが、やはり寄せて停めるのは難しいのだなと思いました。結果的に、車体を歩道に寄せなくてもこの女性はバスに乗れましたが、「歩道から直接スロープでバスに乗りたい」という理由が気になりました。自走式ではなく、電動であることが、逆に傾斜が付く乗り方が危ないのか?それとも、ただの我儘なのか?

 私自身が、自走式であれ電動であれ、車椅子を使ったことがないので分からないのですが、運転手さんに乗降の介助をしてもらえる前提でも、一度車道に降りる乗り方だと、怖いとか不安とか、もしくは操作性の問題などがあるのでしょうか。

 気になって調べてみたのですが、私が求める答えは見つけられませんでした。

 車椅子ユーザーの乗車拒否は問題だとは思いますが、運転手が介助をする前提であるにもかかわらず、公共の交通機関に対して「乗車方法」について細かく希望を言うのはどうなんだろう?と考えてしまいました。私が知らないだけで、歩道から直接スロープ板を付けるべき合理的理由があるのかもしれません。

 また類似のケースを見かけるかもしれないと考えるとモヤモヤしました。運転手さんの主張と女性の主張、どちらが合理性があるのか。何かヒントをご存知の方がいらっしゃいましたら、教えていただけると嬉しいです。


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