日本一のモグラ駅・「土合駅」に行ってきた!(2024/07/30)
私は鉄道マニアというわけではないのですが、秘境駅の画像をネットで眺めるのがちょっと好き、くらいの嗜好を持ち合わせています。
以前からネットで見て気になっていたJR上越線の「土合駅」。こちらに行くことが出来たので、今日はそのことについてシェアしたいと思います。
この土合駅は何が特徴的かと言いますと、下り線のホームが地下約70mに位置しており、合計486段の階段を降りないと辿り着けないというところです。エレベーターやエスカレーターはありません。
ちなみに群馬県みなかみ町にあります。群馬県と新潟県の県境に近いです。
一日に数本しか電車がありませんし、生活手段として利用されている雰囲気は感じませんでした。無人駅で、ICカードの利用も不可とのことです。
駅前の敷地は砂利になっていて、車は自由に停められる状態でした。ただし砂利が大きいため、愛車を傷つけたくない方は注意が必要かと思います。(私達は車で訪問しました。)
私達家族が訪れたとき、鉄道利用者より、やはり駅を見物目的で訪れてる方のほうが多い印象でした。
この土合駅、上りホームは地上にあるとのことで、まずはこちらを先に様子見ます。上りホームだけ見ると、よく見るローカル線の光景という感じです。
さて、本来の目的の下り線ホームへ向かいます。
ネットでよく見る画像の階段がすぐに出てくるのかと思いきや、その階段に向かうまでに長い通路のようなところを移動します。
この通路を数十メートルほど移動すると、ネットでよく見る画角の階段に辿り着きます。
降りるだけなら問題ないとは思っていたのですが、戻るときの登りの体力に自信がなかったので、最初は降りるか迷いました。しかし、小学校低学年くらいの子も下まで行って戻ってくる様子が見られましたし、おそらく私はここに来ること二度とないのかなと考え、せっかくなので下まで降りてみました!
なんですか、これは!!たまりません!!
ノスタルジー?エモ?タイムスリップ?我が家からは数百キロの移動でしたが、来た価値がありました!ちなみに地下ホームは天然の気温かと思いますが、寒かったです。
余談ですが、20代くらいのヨーロッパ系の男性観光客二人組が訪れていて、たまたま居合わせた白髪の高齢の日本人男性が英語が堪能のようで、その観光客に話しかけていて、いつの間にか意気投合して3人で下まで一緒に降りて観光していたのが印象的でした。
地下ホームに以前はトイレがあったようですが、現在は廃止になっています。私達が訪問したとき、地上のトイレや待合室の清掃をされている方がいましたが、地下トイレまで清掃の方が階段を登り降りする手間を考えたら、それは廃止せざるを得ないと思いました…
戻りの階段では、10段ずつ数字が書いてあります。途中、3箇所くらい休憩ベンチが設けられていました。
地下ホームはひんやりでしたが、地上まで到達する頃には少し暑く感じるくらいでした。
この駅の歴史、地上ホームが先に作られ、後から複線化にともなって地下ホームが作られたとのこと。
↑こちらの説明文を読むと
「効率のよい下り線」とあるのですが、
・本数が少ないのに複線化するメリットあるのか?単線のままでも良かったのでは?
・あれだけの長い階段と深い地下ホームを作るコストのほうが高そうだが、そこまでするメリットとは?
(※現代ベースの話ではなく、当時の歴史状況としても)
といった疑問が浮かびました。
この辺の事情は、詳しい方はご存知なのかもしれませんが、いまこの記事を帰路の車で執筆しているため、宿題として後日にもし判明できれば改めて投稿したいと思います!
一生のうちに一度行ってみたかったんですよね!
あー、楽しかった!!
それでは、また!