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「ありがとう」と言われる仕事がしたい(2024/06/30)

 現在の私のメインの収入源である仕事は、お客様から「ありがとう」と言われる仕事ではありません。決して反社会的な仕事というわけではないですが、顧客と直接やりとりする仕事ではないからです。

 自分には、そのようなポジションのほうが向いていると感じたため、数年前からそのような仕事を意図的に選んできています。

 新卒で入った最初の会社では、10年以上、電話で顧客と折衝するような機会が多い仕事をしていました。理不尽なことを言われ、精神的に追い込まれることも多く、自分には向いていないと考えるようになりました。

 現在では、その点のストレスはほぼなくなりましたが、代わりに感謝される機会もなくなりました。

 別に恩着せがましく仕事がしたいわけではないですが、 
「何のために仕事をしているか?」を考えたときに、
生活のための手段として得る「お金」以外にも、多少の自己肯定感の充足として、「少しでも誰かに感謝されたい」というのはあるかもしれません。

 そう考えると、以前やっていた「顧客と直でやりとりする仕事」は、大変だったものの、稀に「ななうみさんのおかげで助かりました」と感謝されることもありましたので、そういった意味でのやりがいはあったかもしれません。

 先日、とある方との会話で、
「今後の仕事の展開をどのようにしていきたいか」という話題になり、

「儲けたいだけなら、手段は選ばなければある。問題は、【自分の信念】を貫くと、どうしても収益性が下がる」

というような趣旨の話を仰っていました。

 私は、趣味以下レベルのイラストを描きますが、ありがたいことにお金を出してでも依頼したいと言って下さる方がいるということが分かりました。

 もちろん、マスで請けられる仕事ではないため(そこまでの需要もないでしょうし)、これで専業でやっていこうなどという夢は持っていませんが、それでも数名の方と取引させていただき、(仮にお世辞でも)ありがとうと言われたことはとても嬉しく感じました。

 しかし、これもまた難しいのですが、自分の信念を貫こうとすると相手の求めているものは違っているものが提供されてしまう可能性がありますし、どうしても収益性も低下(こだわる分、時間をかけてしまう)すると思いました。

 それでも、「生きていく上で何がいちばん大切なのか?」を考えたとき、ジブンの満足度や幸福感だったりすると思うので、そこを考えると「人から感謝される仕事」を選ぶことって、大切なことなのではないかと思いました。(※仕事に対する考え方は人それぞれかと思いますが、私はそのように感じました。)

 とはいえ、私は被扶養者であり、家計を担ってないからこんな呑気なことを言えるというのもあるかもしれません。

 メインの収入源の仕事のほうも、少し見直すタイミングなのかもしれないとも思いました。

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