株式投資で一番大事だと思うこと
私が株式投資をする上で、一番大事だと思っていること…
それは、その会社が潰れないことです。
どれだけ値上がりしても、倒産したらその株券は紙くずになってしまいます。
逆に、たとえ値下がりしたとしても、売るまでは損が確定しません。(機会損失はしますが(+_+) )
配当金や株主優待を貰いながら値上がりするまでのんびり待つこともできます。
とにかく、売値>買値になればいいのです。
では、つぶれない会社かどうかを見極めるには、どこを見ればいいのでしょうか。
売り上げ?チャート?配当利回り?純利益?
私の答えは営業CF(キャッシュフロー)です。
一見、純利益があれば儲かっている会社に思えますよね?
私もそう思っていました。
しかし、ある失敗からその考えは間違っていることを学びました。
昔、江守ホールディングスという会社に投資していました。
その会社の決算は好調で、増収増益増配で言うことなしの会社です。
しかし、突然債務超過の発表。そして倒産へと…一瞬の出来事でした。
純利益も出ていて配当もしっかりあるのになぜ…
理由は営業CFが巨額のマイナスだったのです。
つまり、本業で利益を上げるどころか、大きな損失を出していたのです。
キャッシュフローについて説明すると、
キャッシュフローには
営業キャッシュフロー(本業でどれだけ稼いだか)
財務キャッシュフロー(銀行からの借り入れや返済)
投資キャッシュフロー(設備や研究開発、資産の売却など)
の3つがあります。
営業キャッシュフローは、本業で儲けるとプラス、損するとマイナス。
財務キャッシュフローは、お金を借りるとプラス、返すとマイナス。
投資キャッシュフローは、投資をすればマイナス、資産を回収すればプラスになります。
ですので、理想としては
営業キャッシュフローがプラス(本業で儲けていて)
財務キャッシュフローは場合によります。(設備投資のための借金はプラス、借金を返して財務基盤が強固になるならマイナス が良い)
投資キャッシュフローはマイナス(成長への投資をしている)
という組み合わせが良いでしょう。
話を江守ホールディングスに戻します。
江守ホールディングスが営業キャッシュフローがマイナスだったのにも関わらず、純利益が出ていたのは財務キャッシュフローがプラスだったためです。
つまり、お金を借りて、本業の損失を消していたのです。
しかも、何年も続けて…
1年くらいなら、そんな年もあるかもしれませんが、2年、3年と続くようでは、会社を維持していくことは難しいでしょう。
というわけで、たとえ決算を見て利益が出ているように見えても、営業キャッシュフローがマイナスでは、その会社は続きません。
潰れない会社か、稼げている会社かを調べるためには営業キャッシュフローを確認することがとても大切です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?