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オアシスの老人

物事を見るときに、この寓話を参考にして、考えるようにしています。
どのような話かというと、

二つの大きな街に挟まれたオアシスに、1人の老人が座っていた。

通りかかった男が老人に尋ねた。
「これからとなりの街に行くのですが、この先の街はどんな街ですか?」

老人はこれに質問に答えずに聞いた。
「今までいた街は、お前にとってどんな街だった?」

男はしかめっ面をして言う。
「たちの悪い人間が多くて、汚い街ですよ。だからとなりの街へ行ってみようと思ったんです。」

老人は答えた。
「お前がそう思っているなら、次の街もたちの悪い人間が多くて汚い街だろうよ」

しばらくすると、さっきの男が来たのと同じ町から、別の男がやってきた。

その男は、さっきの男と同じように聞いてきた。

「これからとなりの街に行くのですが、この先の街はどんな町ですか?」

老人はこれに質問に答えずに聞いた。「今までいた街は、お前にとってどんな街だった?」

男はにこやかに答えた
「親切な人が多くて、きれいな街です」

老人はこれを聞いてこう答えた。
「お前がそう思うなら、となりの街も親切な人が多い、きれいな街だろうよ」

「座右の寓話」戸田 智弘

同じ街から来たはずなのに、正反対の捉え方をする二人の男が描かれています。

ついついマイナスな面ばかりを気にしてしまいがちですが、良いところに目を向けることで、前向きに生きることができそうです。

「できない理由」ばかり考えるのではなく、「どうすればできるのか」
「短所」を攻めるのではなく、「長所」をどう生かすのか

朝のめちゃくちゃ忙しい時間帯に、の~んびりしている娘につい口うるさく言ってしまうことがあります。
口が立つようになり、生意気なことを言うようにもなりました。
いったいどこで学んできたのか?(私か?)

でも、可愛くて、気立てが良くて、最高の娘達です。
こんな私のことを大好きでいてくれています。

きっと10年後には
「くさい きもい きらい」
の3K 扱いです。

私に見せてくれる笑顔のかけがえのなさを、ありがたく思って愛情を注ごうと思います。
もちろん、ツンデレ気味の妻にも。

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