見出し画像

私が総理大臣になったら 公約①「学校の女子トイレ(個室)に生理用ナプキンを常時設置」

もし、総理大臣になったら

(上記画像はNHK WEBから)

総理大臣になる予定はありませんが、
もし、なるとしたら。
「学校の女子トイレ(個室)に生理用ナプキンを常時設置します」。

女子であれば、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
「トイレに生理用ナプキンがいつもあって自由に使えたらいいのに」と。

昭和40年代生まれの私が学生時代から思い続けてきた、あったらいいな
昭和、平成、令和と時代が過ぎても、一向に実現する気配はありません。
携帯電話が一人一台の時代になったというのに。

NHK WEBによると、2021年9月から、東京都の都立学校ではトイレへの設置が行われているそうです。
内閣府の取りまとめによると、対策に取り組んでいる自治体は全国で581にとどまっており、決して多くありません(2021年7月時点)。

生理は突然やってくるし、
健康な女子なら月に一度はやってきます。
そのたびに生理用ナプキンを持ち歩き、
トイレに行くときには周りに気を遣って持っていく。
(恥ずかしいものではないので、本当は見えてもいいのだけれど)

国の予算で、小学校から大学まで、
全国の女子トイレにナプキンを設置してくれませんか。

厚生労働省?
文部科学省?
子ども家庭庁?
内閣府?

トイレに設置すると考えられる反対意見

トイレに設置するとして考えられる反対意見は、
・大量の持ち帰り
・設置の手間
・予算
などでしょうか。

大量の持ち帰りに関しては、一律禁止するのではなくて、「一人2個まで」とか柔軟でいいんじゃないでしょうか。
すぐに買えない場合もあるし、
昨今「生理の貧困」が話題になるように、経済的に生理用品が買いづらい家庭もあるかもしれません。

設置の手間に関しては、トイレットペーパーの補充と同じような感覚で、ひと手間、頑張っていただけたらと思います。

そして、予算。
国内の生理用品メーカーの花王やユニ・チャームと協議して、なんとかしてもらえないでしょうか。

生理用品の消費税をゼロに


月に女性が購入する生理用品はいくらくらいだと思いますか?
人により差があるとは思いますが、平均すると500円~1000円くらいだと思います。
家庭に女性が3人いたら。
3000円程の出費となります。
これ、消費税、いるんですかね。
女性だけ、負担し続けなければいけない出費。
ぜいたく品でも、嗜好品でもありません。

現在は消費税10%。
是非これをゼロにしてほしいです。

飛行機には個室にナプキンが備え付けてあることが多い

私は20代の頃客室乗務員をしていたのですが、飛行機の個室トイレには生理用ナプキンが備え付けられていることがほとんどです。
機種により差があるかもしれませんが、現在ではほぼ備え付けられているのではないでしょうか。
サービスの一環だと思いますが、これからも無くなってほしくないと思います。

たまに、気が利く飲食店も、備え付けられていたりしますね。女性としてはそれだけで安心感が得られます。

スコットランドでは生理用品の無償提供が法制化

では、世界ではどのような動きになっているのか、少ししらべてみました。
どうやら、スコットランドでは低所得家庭の女子が生理用品を買えずに学校を休まざるを得ず、学習の遅れがクローズアップされるようになり、法制化に動いたそうです。

その時々の政府方針や善意に依存するのではなく、「生理の貧困」撲滅を法制化する必要があるという認識から、野党労働党の女性議員が2019年4月に生理用品無料提供法案を提出しました。経済的に生理用品を買う余裕がない人でも生理用品を入手できるよう、教育機関や公共施設で無料の生理用品を提供することを地方自治体に義務付ける内容です。やっと今日最終投票に達したこの法案は、全会一致で可決されました。

学校で無料の生理用品を提供する制度は、スコットランドに続いてイングランドやアメリカの一部の州でも導入されていますが、「必要な人は誰でも」という形での法制化は世界初だそうです。

Scottish Parliament Xより

少子化対策・女性活躍云々の前に、女性の負担を減らすことに目を向けてほしい

学校の女子トイレ(個室)に生理用ナプキンを置くことは、
新しく開発や研究が必要な分野でもありません。
決めて動けば、実現することです。
こんな簡単なことで、確実に女性は生きやすくなると思います。
食べるものを減らして生理用品を買わなくてはいけないほど、窮地に立たされた人々もいると聞きます。

女性が生きやすい社会。
私の孫世代のときには、「え~、おばあちゃんの頃にはナプキンはトイレになかったの?信じられない。」となることを願います。



サポートありがとうございます。サポートしていただいたお金は、行政書士として疲れたとき、母として疲れたときの癒しに使わせていただきます。