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嘉祥窯陶芸教室の思い出

おはようございます😊

私は若い頃、京都の五条坂にある嘉祥窯陶芸教室に通っていました。

既に京七宝作家デビューした後はお仕事らしい仕事も無く高いお金を払い嘉祥窯陶芸教室に通いました。

そこの当主の嘉祥先生のお弟子さんから様々なことを学ばせていただきました。

菊もみから電動轆轤でのご指導をして下さいました。再生粘土の作り方など幅広く学ばせていただきました。

再生粘土と新たな粘土を混ぜた方が良い話しも少し伺った気がします。

私は陶芸が好きですが京都の陶工職業訓練校の受験までしましたが不合格でした。

嘉祥先生に話しを伺い世阿弥の風姿花伝はどこで読めるか伺いました。

やがて本屋さんの調べでは文庫本で現代語訳が出ていると聞き購読しました。

嘉祥先生に伺い、七宝焼は赤、ゴールド、ピンク色が出にくいですが、陶器の釉薬も同じですか?と聞きました。

その通りだそうです。

私は嘉祥先生に赤の七宝の私の作品のルーブタイを差し上げました。

やはり良い作品はそれなりの方に相応しいと思います。

また、アメリカから留学して陶芸を学びに来ている学生さんのために学生さんのリクエストも聞きながら七宝のブレスレットをプレゼントをさせていただきました。

リクエスト通りか分からないけど差し上げることが出来ました。もう帰国された後だったようですが、、、。

私は、決して安い作家だとは思いませんが、相手側がかなりの値切り交渉をして来られます。

値切って買ったものにはそんな価値しかその人にはありません。

私にも作家としてのプライドがあります。若い頃は安い作家だと思われますが、キャリアを積むうちに価値が上がります。

私の還元焼成の陶芸作品を観た嘉祥先生は、「優しい手だなあ」とおっしゃって下さいました🙏💓😀

私の陶芸の師匠は嘉祥先生と呼ばせてください。

とても嬉しかったです。

最後まで読んでいただきありがとうございます😊🙏💓

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