曖昧なまま

そこに居たのは
僕と僕
2人は絡まっては解けずにいた
この先は何を求めるのだろうか？
悟ったて終わりはしない今を

簡単な数式を解くように
スラスラ答えに辿り着ければ
どんなにか楽になれるだろう
そんな事を考えながら
目の前の角の潰れたアルバムをそっと閉じた


身動きを取れずに
ただ待つだけのサナギも
いずれは蝶になり羽ばたく

だけど生活
それだけで潰されそうな日々に居る

掻きむしった皮膚から流れる血
もう壊れてしまいたい
ねぇ誘って誘って
孤独は想像以上に辛いもの

最低な僕
それは君のせい？

答えに辿りついたとしても
喜びも悲しみもなく存在すらない
それはただそこにあるという事

だけど幻覚
そんな物に惑わされ
気怠い体は次第に溶けて

そこに居たのは
僕と僕
2人は互いに見苦しくて
上手く向き合えない
この先は何を思うのだろうか？
悟ったて始まらない今を

全て曖昧なままにして
そうすれば
少しは優しくなれる気がした