巡りゆく人よ

薄暗くて冷え切って
人通りの少ない道に咲いた花
その花にも確かな命が宿っている

昨日の夜の続きのように朝を迎え
広げた掌に一筋の光が差し込む
それは過去からの優しさ

血を滲ませた過去を
後悔に塗れた過去を

肯定されてるようで今にも泣き出しそう

小さな癒しで
心を休ませたなら
過去の自分を好きでいれる
そんな幸せがある

憩いの場で笑っている
そんな人になれるかな

普通の日常って程での生活
そうしてないと辛いから

日曜日の夕暮れ時は音の中で揺れていたい
大丈夫
泣いてなんかいない

幸せの象徴は飛び立たず
何にしたって誰にしたって
意識と離れた所で動いている

創作だけが私の生きる糧だった
小雨が降っても
君がいるなら孤独でいれる

そこには涙した人も
不幸の中に浸って
ふと幸せを見出せたなら 
昨日よりも今日を好きでいれる
そんな幸せがある

そっと終わらそうとした明日を

感情を巡らせながら
心を揺らして

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