ふたり

心臓の鼓動を感じて
鳴いた鳥に
尊い眼差しを送った

やがて歓喜に満ちる時
晴天で満天で
早くってそそのかして

いつも理想の君を作っては
笑顔を交えて会話した
無邪気に
笑って
無邪気に
笑って

真相を知って憐れんで
枯れた花に
やり切れなさを感じた

やがて惨めが押し寄せる
脈々と脈々と
息苦しくて苦しくて

愛を思想を語っては
鋭利な刃物で刻んでた
無闇に
悩んで
無闇に
迷って

今日も理想の君を作っては
涙を堪えて会話した
孤独に
沿って
ふたりで
寄って

曖昧に見えても

ふたりだから
ふたりだから

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