無答くんより誤答くん(2)

無答くんの成り立ち
そんなことも分からないの?
なんで分からないの?
なぜやらなかった?

どの誹謗が嫌だろうか
どれにも答えようがなく
論ってるだけにしか聞こえない
聞きたくない

そらそうだ。
冒頭の言葉は、「質問」ではない。
「反語」だから。
正解は「なぜならば…」ではなく、
「ごめんなさい」なのだ。
考えてはいけない。何も考えす「ごめんなさい」が、正解なのだ。あとは「ハイ、ハイ」
を繰り返す。
考えるな、感じるのだ!
この暴風を今は耐えるんだ。
止まない雨はない
明けない夜はない

(-)の言葉を減らすと安心する。
(-)           ×(-)  =  ╋
の例だ。

無答くんにならざるを得ない状況
…消極的無答
無答くんに自ら選んでなった状況
…積極的無答

ついつい、「積極的無答くん」対策でねじ伏せる、諦めさせて堅い貝の口を開かせる方策を考える。

しかし!
「消極的無答くん」については思いを寄せなければいけない。

なんで分からないの?
こうやったらできるやん!
ほらできた。

では、目先のことは解決していても同じことを繰り返すだろう。
繰り返し練習が意味を成すこともあるが、これでは生産性低い。もしくは、ない。

分析するにはまず調査から
① 書くことはあるが、書けない言語化できない
これが一番難儀。
表現できなくて悶々と抱えている。発散方法が分からず暴れまくる。投げやりになる。無関心、消極的になって殻にこもる。愛着障害を引き起こす。
引き出す方法は、生徒による。
私は、三択ぐらいに絞って選ばせることをよくしていた。
そこから絞り出したり、押し出したり...。
はじめは他人のことばでいいじゃない。
そこから、自分のことばや表現の個性を身につける。ことばを覚えはじめた乳幼児のようなもの。中学生になっても話し言葉が上手でないことはあります。書き言葉で、数学語なら余計に混乱しますよ。
喋れるようになるまで、それぞれやったんやから数学語使えるようになるまでもそれぞれであたりまえ。それで普通や。それが普通や。

② 書くことすらない
これは、作文指導のようなもの。文筆業の方が「書けない!」と叫ぶ姿とリンクする。
とりあえず、思うがままに書かせてみる。
山より大きい獅子は出ん!
失敗したからってなんの罰もないよ。
書いても❌はあるかもだけど、
書かない方が❌だ。

③ 書き方が分からない
答えだけ移すしか書けない生徒はここではないかと予測した。
「国語科」の視写。臨書。記号に慣れない生徒は外国語の視写をするようなもの。全体の中でどこに注目すべきか、を生徒と対象物を観察しながらすすめる。個別指導になるので、時間をかけられない。そこで、メタ認知。生徒自身が、自分を見ることを促す。


「なにを」

「なんで」「なぜ」

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