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「海とはこれか‼️」

オイラは、東京生まれの東京育ち。
江ノ島や鵠沼海岸、子供の頃から連れて行かれる海はあの辺で。
そんなだったので、青春の海もあの辺。
オイラにとっての海は、濁っててコパトーンのココナツオイルの香り‼️
ナンパ、ケンカ、花火、バーベキューetc

そんなオイラが35歳の時に小笠原諸島へ行った。
竹芝桟橋から24時間だか25時間だかの船旅。
それは思っていたほどの苦痛ではなかった。

父島に着いて先ず感じたのは、海の匂いがオイラの知ってるそれとは、全く違うの!
潮のいい香りって言葉は知っていたけど、実感したのはこの時が初めてだった。
それと海の色!
あぁ~奇麗だな~!!って
奇麗な、透明な海。テレビでは見た事あったけど、潮の香りと相俟って海の美しさってやつを実感。

その日のうちに実際海に入ってみたんだ。
シュノーケリングで、魚肉ソーセージ持って入ったんだけど、
小魚がガンガン寄ってきて、おぉ~竜宮城ってやつはここにあったのか!
って感じで、もうなんか楽しくなっちゃって!
けどそんな思いは一瞬で、下に目をやるともう少し大きな魚たちがいて、それより深い所にはもっと大きな魚がいて・・・・・・
段々怖くなってきてね。

奇麗な海って露骨に自然なんだもの。
自然ってやっぱり怖いと思う。
オイラの感じた怖さは、自然ってよりも野生なのかもしれないけど。
別にサメがいたとか、ダツが飛んできたとか、何かに襲われた訳じゃないんだけど、自然の中に放り出されたような感覚。
自分が野生の中の一部になったような、足元が危ういような、もう単純に怖い!って感じた
子供の頃からこの海が当たり前になっていたら、こんな感じにはならないのかもしれないけど、オイラにとっての当たり前は、濁っててコパトーンのココナツミルクの・・・・・・もう良いか?w

その時の海がオイラにとっての最後の海なんだよね。
それ以来奇麗な海にも、オイラにとっての当たり前の海にも行ってないんだけどね。
オイラはやっぱり、海でも山でも少し離れた所から
「あぁ~、奇麗だな~」ってくらいが丁度いい☆
朝日が昇ったり、夕日が沈んだり、そんなトッピングも含めて
離れた所で眺めてるのが好きかな~。


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