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現在の心境と活動方針の変化

この3か月の活動は「人に伝える」ということがテーマの一つでした。

私が周囲にサークルを作ろうと呼びかけたのが6月初め。それまでは自分の意見をはっきりと伝えることも少なかった自分。本気で環境問題を解決したいと思い、具体策を模索し始めたものの、自分がどう課題解決に関わりたいのかわからない。
とりあえず、自分の軸を探す傍ら「人に伝える」ことに取り組もうと思い3か月ほど活動してきました。

小さいころから「自然・生き物」が好き。小学生のころは観察だけでなく生き物の特集をするテレビ番組を見るのにもハマっていました。その中で地球温暖化や環境破壊の深刻さも知り、こどもながらに人間活動の罪意識のようなものを感じていたと思います。
中学生になったくらいの頃から真剣に環境問題・社会問題について調べ、考え始めました。知れば知るほど問題の大きさ・複雑さに圧倒され、長く解決をあきらめていた時期もありました。

そんななかで今年に入ってもう一度本気で環境問題の解決に向き合いたいと考え始めるきっかけがありました。ただ、自分にはスキルや目指したい明確な社会の形もみえない。とりあえず自分の方針探しも兼ねて「人に伝える」という関わり方をしようと思ったのが、サークルやこめから(環境にやさしいお菓子販売)、その他イベントの立ち上げに取り組んでいた理由でした。

この3か月間、自分の正しいと思うことを主張してみたり、人とディスカッション繰り返す中で考え方も更新されてきました。
自分と周囲の関わり方を振りかえって、過去と現在の自分を以下のように捉えています。

サークルを立ち上げたころ(6月ごろ)
「自分の正しさを主張したいだけで価値観の押し付けになっていた」
「環境問題の解決はある何かを犠牲にしなければ成し得ないこと」と考えていた
ネガティブ

現在(8月中旬ごろ~)
「自分が正しいと思ったことは主張する。その結果、価値観や考え方が広がる人がいたらいいな」
「社会全体を巻き込む大きなの動きを作るには、課題解決とお金や幸せを両立できる形を作れなければならないのかな」

もちろん、環境保護という観点や課題解決の取り組みの理解を広げることも大事だし続けていくつもりだが、それを受け入れられる人ばかりでもないし、みんなが受け入れる必要もないのかもしれない。
人は正しさだけでは動けないしつづかない。
一方で人が動ける先にはそれぞれの求める幸せがある。

「社会の遠くにある課題を考えて行動するよりも、自分の幸せを追い求める」そんな価値観・考え方はある意味で自分の欲求に素直だし、ある意味で人間のあるべき姿なのかもしれません。
最近は人間の価値観は極端に周囲を傷つけなければどんなものでも認められるべきだよな、と考えられるようにもなってきました。そして「周囲を傷つける」という基準は時代や人の価値観によって変わるのだろうし、正解もないのだろうなとも...

そんな葛藤や考え方の変化を感じながら8月ごろまでは人に伝え、発信もしていました。最近は発信も休み、自分に向き合うことの方が多かったですが、これからも人と向き合った場面で伝えていくつもりです。しばらくは優先度が下がりますが「人に伝える」というテーマはこれからも持ち続けていくでしょう。

また、発信を休んでいた理由の一つに、6月時点では見えなかった、私がやりたい「課題解決への関わり方」が少しずつ見え始めたこともあげられます。それが「我慢や犠牲がなく自然と課題解決に取り組める社会・地域づくり」の工夫を考えていきたいということ。
現在は「環境保護と幸せ」が両立する分野や可能性もあるのではという仮説も持ち始めました。実際に持続可能性を考えたコンサルとして活動してきた方などと対話を重ね、目の前にある問題に対して解決策をさぐり、仮説検証を繰り返す中で持ち始めた仮説です。
そして「環境保護と幸せ」が両立する解決策でなければ、多くの方の理解や協力を得ることも難しいのかもなとも感じています。これはここ3か月で社会の多様な価値観(の一部)に触れてきた中で持ち始めた考えです。
詳しい解決策や具体例はまだまとまっていないためあまり書けませんが、例えば

「ゴミ処理費用の無駄なコストを使って環境にやさしい処理方法に転換する」など。
これからしばらくは「環境保護と幸せ」の両立のための仮説検証と試行錯誤を繰り返していくつもりです。

「環境保護と幸せ」の両立といっても、理想論だと感じる方も多いだろうし、すべての人間活動・社会システムにおいて達成することは限りなく不可能に近いのかもしれません。ただ、

「人間も含めた地球上のすべての生き物が悲しまず、我慢せず、幸せに生きられる」

そんな社会に少しでも近づけるためには「『環境保護と幸せ』の両立」に向けた探究は無駄にはならないだろうと考えています。

はたから見れば今まで活動してきた「人に伝える」ということから離れ、継続性がないように見えるだろうと思います。が、私が現在自分の中で最も優先度が高いテーマは「『環境保護と幸せ』の両立」です。
そして、環境問題の解決のために向き合いたいという気持ちは変わっていないし、これからもこの思いを持ち続けるのだろうなと感じています。
また、これからどんな活動をしていくのかは、いつかしっかりご報告ができたらいいなと考えています。

最後に、私が大学生になってから、同年代はもちろん、たくさんの人生の先輩方が関わって、支えて下さり、とてもありがたいと感じています。
また拙い文章ですが目を通して下さった方々、ありがとうございました。
未熟な私ですが、皆さんの支えを少しでも活かしていけたらと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。




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