介護職は知っておくべき!看取り介護とは

もしかすると、施設に入居している利用者に一人は「看取り介護」をしているかもしれない。介護職として働く人は、看取り介護とは何か知っておくべきだろう。

看取り介護とは、終末期を迎えている利用者の介護の事でターミナルケアは医療的な処置を含むが、看取り介護は介護・介助をそのものを指す事が多い。

昭和30年代以降、医療技術の発達に伴い延命治療の技術も進んだ。しかし、病床数が入院者数を上回り超高齢化社会と呼ばれる現代では終末期を病院ではなく自宅で迎えたいと思う人も現れたのである。そのため、2006年度以降は介護保険の大幅な改正がおこなわれ、居宅ケアや訪問介護などの適応が行われている。

終末期を自宅で迎えたい利用者の看取り介護は、年々増える一方だ。これからも増加傾向をたどるに違いない。介護職として看取り介護は避けてはとおれない仕事の一つになるはずだ。実際に看取り介護と一般の介護と何が違うのか。

その違いとは、本人の意向を最優先することである。療養時の介護と異なり「ねばならない」は極力避け本人がやりたいことを尊重する。仕事内容は日常生活(食事・入浴・排泄など)の介助が中心のためあまり変わらないが、無理強いをさせない事に注意したい。

家族へのケアも非常も大切なポイントになる。「生きる気力」というものは言葉では表現できず、本人よりも家族のメンタルが落ち込む事がある。同じ空間で生活をしていると本人との関係性にも関わるつもりで仕事をしなければならない。看取り介護は奥が深いので、関連情報サイト(http://endof-lifecare.com)などからも知識を深めてほしい。