同人誌即売会で何も売れなかった経験から得たもの
某同人誌即売会に初参加した日のこと。
一回下見をしに一般参加で来て、
サークル参加の日に用意したのはイラスト集を13部、アクリルスタンドを13部で、計26部です。
終了1時間前まで居ましたが、売れたものは…
ひとつもありませんでした。
一緒に居た売り子に「ああ、素晴らしき需要のNASA」などと呪詛を撒いていました。
軽くなるだろうと思っていたリュック
隣から「ありがとうございます」の声
趣味に費やそうとしていた売上金、0
…あれ。
…私がこの日のために時間と金を浪費して得たのは虚無感だけ?
求めていたものは売上も多少は含みますが、
一番は自分の作品が人の手に渡るところを
見ることでした。
「これ生業にしたい」「楽しいな」「デュフフフフジュフフフジュル…」
という声が。WOW…
じゃあ、次に私が「嗚呼、有り難し在庫のNASA」と感嘆するにはどうしたらいいのか、考えてみました。
同人活動を楽しむ/売上部数を増やすには
「〆切」という爆弾を抱えてみること
脳内にセルフべた褒め2chanスレを立てること
SNSマーケティングを行うこと
創作活動を続ける意味を、作品の価値ではなく意義で見ること
人の好き嫌いを疑わない
1.〆切という爆弾を抱えること
趣味として創作活動をしていると、作品が完成したときに達成感を得るには人によって承認欲求を満たす必要があります。
2つ得るなら、〆切を抱えるのがお勧めです。
イベントにエントリーする前に準備し始めた筆者は論外ですが、新たな人の手、鼻、口、耳に届くことを目標として仕上げた作品はどんなにお粗末な出来だとしても〆切に間に合わせただけ価値があると言えます。
2.脳内にセルフべた褒め2chanスレを立てること
絵がかわいく描けてびびったwww
はい。
実際はボロクソ言われるので、誉め言葉や慰めを求めてスレッドの海に作品を投げるのはやめましょう。最悪、作家人生に泥を塗られます。
3.SNSマーケティングを行うこと
例えば…
トレンドを作品に取り入れる
界隈の人気者とコラボ
相互を増やして拡散性を上げる
広告を利用する
便宜上の付き合いを大事にする
まずは二次創作で名を広げる
などです。筆者は承認欲求があるクセに人に媚びたり二次創作をダシにするのは嫌いなので、そういう人はまず「自分が」良いと思う出来まで仕上げる、仲間内のコミュニティで完結する小規模の創作活動がいいでしょう。そこに時々イベントをプラスすると外界の空気を知れて良い刺激になります。
(決して私の二の舞にはならないよう…)
4.創作活動を続ける意味を、作品の価値ではなく意義で見ること
どちらも物事の値打ちをするのに使いますが、「価値」は作品にも使い、「意義」は行動にも使われる言葉です。
つまり、創作活動を続ける意味は作品の価値にではなく、出来るまでの行動の過程にあるということです。
「絵が好き」なら、見るのが好きなのか描くのが好きなのか。どう見るのか何で描くのか。
「料理が好き」なら、振る舞うのが好きなのか食べるのが好きなのか。何を使うのかどう食べるのか。
上手くまとめられませんが、活動の意味を見失った時に完遂までにも楽しみがあると気づけるといいねということです…
5.人の好き嫌いを疑わない
自分が見る側になった場合にも揉め事なく純粋に作品を見れるように土壌作りは大事です。
夢、nmmn、3Lなど…
畑を分けるべきジャンルは数多くあり、そこの土では元気に育つ作物も他の土では養分を奪う雑草になってしまいます。
他人の好き嫌いを受け入れろとはとても言えません。
「こんなの好きなの?(嘲笑)」「あり得ない」
「嫌い嫌いも好きのうち」
とか。
好き嫌いに全うな理由はなくていいです。直感に従いましょう。
自分で自分を見失わないためにも、直感の深掘りはやめましょう。ゲシュ崩します。
結局、、、
創作に迷って藁にも縋る思いでこの記事を読んでいるような人は、自分の意見が持てるまで今後他人の意見を聞かない方がいいでしょう。自分にとって虫の良い話だけ探し求めるようになってしまいます。
私が、そうです。
根を詰める前に、よくも悪くも何も考えなかった時代のように心機一転してリフレッシュするのもいいです。
うーん、まあ、お金を払って経験が買えた貴重な経験(?)だったので、よしとしましょう!
それはそれとしてやっぱり売れたいな…()
追記
次回はこれとイラスト本、アクリルスタンドを持って7/14にある関東のイベントに参加予定です!
ご縁があればよろしくおねがいします🙇♀️
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@p_ozhy
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