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日記19-ディズニーでのサービスの最低ラインって、どこ

真人間です。

先日ディズニーに行ってきました。
ディズニーランド最高~~↑↑

今年はディズニーリゾート40周年。ガーランドのシールがもらえます。

https://www.tokyodisneyresort.jp/treasure/tdr40th/enjoy.html

これです。とてもかわいい。イベント時は柄が変わる。

https://www.tokyodisneyresort.jp/treasure/tdr40th/enjoy.html

公式サイトに、
「40周年を一緒にお祝いできるシールをご用意しています。ご希望の方はパークにいるキャストにお声がけください。」と書いてある。つまりこんな可愛いものを無料でもらえる。私もハロウィンとクリスマスのガーランドシールを貰った。

パレードを待っているときに列を整理しているキャストの人にも、掃除している・ゴミ箱の中を片付けているキャストの人にももらえる。
キャストの人は当然ながら仕事をしている。シールを渡すのも仕事なので、本命の仕事を中断して渡す。ディズニーには数万の人が来るので、そのうちのどれくらいの人がこれを貰っているのか分からないが、相当な人にシールを渡すはずだ。そしてこのシール、キャストの人が一枚ずつメッセージを書く。あらかじめ書き溜めている人、あらかじめ書き溜めたものに追加でマークを書く人、その場で書く人と様々いる。その場で書く人に至ってはコミュニケーションもとってくれる。
「どこから来たんですか?」「今日は何のアトラクション乗る予定ですか?」「楽しんでくださいね!ハッピーホリデー!」と言った具合で。これが嬉しい。私のために書いてくれているという特別感というか、贈り物感というか、40周年記念のシールをもらったぞ感というか、とにかく嬉しい。

一方で、「どうぞ」の一言で書き溜めたガーランドシールをくれる人もいる。前者の方と比べると「アッスミマセンお忙しいところ…」となってしまう。しかし、そもそもこれは無料のサービスで、書き溜めている時点で十二分に仕事をしているし、もらえるだけでありがたいもので、本命の仕事の合間に何度もシールください言われたら無表情になるのは非常にわかる。前者の人が100000点なだけで、後者の人は100点だ。

ディズニー、楽しい。チケットは年々値上がりしているし、パレードは1時間以上前から待機しなければ最前列は取れないし、寒い日は手の感覚が無くなるし、暑い日は水分を摂っても摂ってもトイレに行かなくていいくらい汗をかくし、プライオリティ・パスを使わずに人気のアトラクションに乗るなら60~120分待つ覚悟が必要だが、軽々と凌駕していく楽しさがある。
ディズニーは遊園地ではなく「テーマパーク」だ。電車の中だったら絶対に関わらない人たちが、ビッグサンダーマウンテンに乗っているときは手を振り、待機列の人間がそれを振り返す。ウエストリバー鉄道やオムニバスの乗客に手を振り返す。いい年した大人がカチューシャや被り物をしている、可愛いポップコーンバケツからポップコーンを食べている、フロートに乗ったキャラクターに全力で手を振り、音楽に乗って手拍子し、ちょっとしたダンスを踊る。ディズニーランドに入ると何かが解放される。客は楽しむ側でありながら、他の客を解放するきっかけの一つになっていると思う。

話を戻す。私がディズニーランドが好きなのはキャストの方々のサービスの面が大きい。私は子連れでもない、華の女子高生でもない、映えない、いい年こいた人間だ。恥ずかしいのでカチューシャなどもつけない(陰キャ精神がそれを許さない)し、ディズニーキャラクター自体には興味がないのでグッズも身に着けていない。
そんな人間がコースターの発進時に手を振ったら振り返してくれる。バースデーシールに反応して「おめでとう」と言ってくれる。ガーランドのシールを会話しながら書いてくれる。待機列に並んでいると隠れミッキーの場所を教えてくれる。ディズニー最高~!である。

しかし、それらはキャストの方の好意だ。前半二つ(コースター発進時に手を振る、バースデーシールを貼っているのに気づいたら声をかける)は多分マニュアルにあるが、後半二つは多分マニュアルに無い。だから時給以上の対応をすべての人に期待するのはおかしい。キャストの方も人間なのだからイライラしているときもある(詳細は書かないが、あるアトラクションで十数人に説明するとき明らかにイライラしていた)。

私のディズニーの楽しい思い出のほとんどは人間に依存していることだけが確かだ。
ディズニーでのサービスの最低ラインはどこなのだろうという話でした。

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