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二つの平和事業(非営利)が、令和6年度の助成事業に選定されました。

個人的に発案した二つの平和事業(非営利)が、令和6年度の助成事業に選定されました。

一つ目は、脚本(シナリオ)を担当しましたチンドン平和紙芝居『チンドンの音が長崎のまちから消えた チンドンひまわり一座物語』を活用し平和を伝え広める、長崎市の「平和の新しい伝え方」助成事業。

助成金を使って今年10月末に、ちんどん屋さんを通して戦争や原爆や平和を考えるイベントを開催する予定です。出演は紙芝居の語り・演じ手「かわち家」さん(ちんどん屋)と作画担当のマルモトイヅミさん(漫画家)、他。進行を私が担当する予定です。

この紙芝居は、原爆資料館などの展示物に恐怖を覚える子どもたちへ、トラウマを与えずに戦争や原爆の実相を伝える目的で、令和4年に制作されたものです。発案者は当時国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の館長だった高比良則安さんで、かわち家さん、マルモトイヅミさん、私に相談があり制作することになりました。明るい終わり方にこだわった作品で、完成後、同年夏からかわち家さんは子どもたちの前で演じ続けています。

並行して、その内容をより広く伝えるため、希望があれば一般市民のみなさんにも上演キットをお渡しして上演(※ただし非営利限定)してもらっています。これまでに長崎県内の小学校の図書館司書の先生や、ある高校放送部の生徒さんなどが上演してくださっています。

二つ目は、被爆80年に向けて新しい平和朗読作品を書き発表する、(公財)長崎平和推進協会「秋月グラント」助成事業。作品の朗読を前田真里さん(フリーアナウンサー)、イラストをマルモトイヅミさん(漫画家)、音楽を池田祐希さん(長崎OMURA室内合奏団、ファゴット)にお願いしています。

作品の内容には、私が編集した平和ガイドブックや、直接お聴きした被爆者・被爆体験者百数十名の体験談、17年にわたる平和ボランティア活動の経験が反映されています。

令和7年1月25日(土)午後から、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の協力を得て、同祈念館交流ラウンジにて発表会を開催する予定です。

これから随時、二つの平和活動助成事業の経過報告をしていきます。

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