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身の丈ほどあればいい

友人とのやりとりから、教えてもらったこと。
友人が「ブツブツ交換」と言い出した。
そんなこと成立するのか?
突拍子もない発想だな。
なんて思っていた。
が、彼女は、実践をした。

自分の提供できる価値と相手が提供できる価値を仕事の上で合致した時、「交換」ができるのだ。お互いがお互いの価値をわかり、対等であること。そして、その価値が掛け合わされて、更なる価値を産むのだ。
すごいと思った。
世間のみんながこれができれば、すごい世の中になる。
でも、前提に、自分の提供できる価値をしっかりと知っておて、相手に伝えることができるがある。

とても高度な世界。
それをやってのけた彼女はすごかった。
この時、「お金」がただの道具であり、価値を数値化するためのものであることを知った。
もちろん、この世の中、「お金」がなくては、生活はできない。「ブツブツ交換」だけでやっていくのは難しい。

今、彼女は、生活に必要な分だけ、提供できる自分の価値をお金に変えて、人生を楽しんでいる。

私は、この5年、ファイナンシャルプランナーとして、将来設計やライフプランというものを作ってきた。将来に不安のないように、備えられるように、お金をどのように用意するかだ。

彼女を見てて、一つ思ったことがある。
漠然と将来を捉えたところで、数字でライプランをやったところで、一時期の安心を得るだけではないだろうか。
手元のお金が減れば、不安は出てくる。

だったら、もし自分の身体が動かなくなり、仕事ができなくなっても、生活が賄える収入が入る仕組みを今作って行ったらいいのではないかと。
会社員の人は、定年を迎える前に、収入が入る方法を見つけるのがいいのではないかと。

それには、自分がどんな生活をして、どんな日常が幸せなのかを、知らなければならない。
子どもがいるいない関係なく、どんな人生を歩みたいのかを、自分と向き合い、知らなければならない。
それをなしに、将来設計は正しく作用しないのだ。

人に出してもらった将来設計など、すぐに不安が来るし、何度立てても、不安は拭えない。

本心でどう生きたい?何が望んでいること?誰といたい?何をしていたい?実現したい?したくない?
そんなところから、見えてくるものがあるのではと思った。

最終的には、自分の身の丈ほどのお金が手元に入ってきて、使って、幸せが同時に感じられたら、いいのではないだろうか。
今は、それをひしひしと感じる。

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