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そもそもeラーニングって何?基礎から解説

こんばんは!Revot編集部です!
今回は、そもそもeラーニングって何?をわかりやすく説明した記事となっております!
もう知ってるよ!という方も復習ついでに見ていただけると嬉しいです^^

今回の内容は目次からご覧ください!

1. eラーニングとは?

eラーニング(e-Learning)は、「イーラーニング」と読みます。
「e」はelectric、つまり「電子的な」という意味です。eメールの「e」と同じです。

難しいことはさておき、大まかに「電子機器とインターネットを活用した教育手法」と理解していただければ問題ありません。
電子機器とはパソコンやタブレット、スマートフォンなどの電子端末をイメージしてください。
個々人が持っているこうした端末で、インターネットで配信される教材を受講する。これが今現在普及しているごく一般的なeラーニングの形です。


2. eラーニングの歴史

今普及しているeラーニングの原型は1990年代にアメリカで生まれ、日本では2000年に政府が打ち出したe-Japan構想をきっかけに普及し始めました。その歴史は、近い未来も含めて大きく4つのステージに分けることができます。


2-1.CBT(Computer-Based Training)時代(1990年代)

1995年にWindows95が発売され、家庭にパソコンが普及し始めました。Windows95にはCD-ROMが標準装備されていたため、これを活用し、動画や音声を駆使した教材をパソコンで受講するという形態が広まりました。
CBT(Computer-Based Training)と呼ばれるこの手法には、大容量のデータを収録できるCD-ROMの特性を生かし、動画や音声などのマルチメディアを活用したインタラクティブなコンテンツを効果的に利用できるというメリットがありました。

一方で、教材の作成コストがかかることや、配布後の内容の修正が難しいこと、また、学習の進捗度を管理者側で一括管理することが困難などの課題もあり、一般的に普及するほどには拡がらず、導入したのは一部の大企業に留まりました。


2-2.WBT(Web-Based Training)時代:2000年代

2000年に、当時の森内閣が日本型IT社会の実現を目指す「e-Japan構想」を打ち出しました。ここで、5年以内に超高速ネットワークインフラを整備し、低価格で利用できるようにすることなどが重点政策として掲げられ、日本社会は急速にWeb化していきます。インターネットのブロードバンド化が進み、一般家庭や企業でも、FTTH・CATV・ADSLなどの高速・大容量のインターネット接続サービスが利用できるようになりました。

教育現場でも、2001年には日本イーラーニングコンソシアムが設立され、eラーニングの普及促進事業が本格的に始まりました。そして、パソコンで受講する教材がCD-ROMからWeb配信型のコンテンツにシフトしていきました。LMSベンダーやeラーニングコンテンツ作成をはじめとする周辺サービスも多く生まれ、CBT時代よりも安価に教材を作成し、受講者に届けることが可能になりました。
インターネットにつながったパソコンさえあれば好きな時間に好きな場所で学習でき、実施報告も不要という点で、WBTは受講者たるビジネスパーソンにとっても革新的だったと言えます。


2-3.モバイル時代:2000年代後半~

2007年にiPhoneが、翌2008年にAndroid搭載のスマートフォンが発売され、個人がモバイル型のデバイス(端末)を所有する時代となりました。2010年にはタブレットが登場し、インターネットを使って動画や音楽を楽しむ文化が広く普及しました。

「個人が自分の端末でコンテンツを見るのが当たり前」になったことで、eラーニングは従来以上に自然に、自由な形で企業に導入されるようになります。
教材を配信する仕組み自体はWBT時代と同じですが、スマホさえあればパソコンがなくても学習できるので、社員教育の裾野が広がり、正社員だけでなくパートタイマーやアルバイトスタッフにも必要な教育サービスを届けられるようになりました。

また、動画配信技術の発達により、動きを伴う学習も教材として配信できるようになりました。機器操作や手先を使う技術の伝達、体の動きなどを視覚的に伝えられるので、これまで以上に幅広い職種でeラーニングを活用できるようになったのです。
こういった動きに伴って、TwitterやFacebookなどのSNSや、ブログ、YouTube、Q&Aサイトといったソーシャルメディアを学びのツールとして活用する「ソーシャルラーニング」や、1回の学習時間が1~5分程度に収まるよう学習範囲を細かく区切り、学習の手軽さとそれによる効果の向上を狙う「マイクロラーニング」といった新たな手法が出現しました。


2-4.AI/BI時代:2020年以降

AI(人工知能)とBI(ビジネス・インテリジェンス)は分けて考える必要がありますが、ビッグデータの活用という点では共通性があります。
BIツールを用いて、LMS(学習管理システム)に記録される学習履歴を人事データベースやタレントマネジメントシステムなどのデータと連携して分析し、経営判断に活用する施策は、一部の企業ですでに行われています。
AIについては、人事情報や学習履歴などの情報から個々人の学習プランを自動作成したり、学習方法を提案したりといった構想があり、学校教育の領域では実現に向けた具体的な取り組みが進められています。

eラーニングコンテンツの作成や運用にAIを活用する動きはすでに見られます。代表的なのは文字認識機能を活用するもので、教材用に作成した原稿をAIに読ませて音声を作らせたり、語学の添削に活用したり、といった技術はすでに実用化されています。


3. eラーニングの配信システム

B to Bで提供されている一般的なeラーニングは、「教材コンテンツ」と「LMS(学習管理システム)」で構成されています。
LMSはサーバ上にあり、ここから学習者の端末に教材コンテンツを配信します。学習者がこれを受講すると、学習履歴がLMS側のデータベースに記録される仕組みです。


3-1.LMS(学習管理システム)とは?

LMS(学習管理システム)は、「学習」を「管理」するという名の通り、もともとeラーニングコンテンツを学習者に配信したり、学習結果をデータとして管理したりすることを目的として開発されました。
しかし近年では、単なる「eラーニング配信システム」ではなく、企業の人材育成に必要な機能を総合的に備えたプラットフォームとしての開発が進んでいます。

LMSについては過去の記事でも解説していますので、下記からご覧ください!


3-2.eラーニングはクラウドへ

かつて、企業の基幹システムや業務システムは、サーバーなどを自社内に設置する「オンプレミス」が主流でしたが、今では「クラウドサービス利用」が一般的です。
2018年には内閣府が「政府情報システムにおけるクラウドサービスの利用に係る基本方針」を発表し、官公庁でもクラウド導入・移行が進められています。eラーニングも同様で、ベンダーのサーバからサービスの提供を受け、ライセンス費用を支払うという形が一般的になっています。


Revot一言メモ

-標準規格-
eラーニングには「SCORM」という規格があり、これに準拠している限り、ある教材コンテンツを別のLMSに登録して運用することができます。
教材コンテンツとLMSのベンダーはセットだと思われがちですが、実は現在使っている教材コンテンツはそのままに、LMSだけをもっと性能のよい製品にリプレイスすることができるのです!


いかがでしたでしょうか?
前回までとは違い、そもそもeラーニングとは?という基礎について取り扱ってみました!
オンラインスクールに関連する情報発信などを今後も行っていきますので、ご興味がありましたらフォローお願い致します!



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