五街道雲助の人間国宝に考える
落語界に慶事。五街道雲助が重要無形文化財保持者に認定された。落語家では4人目。演芸では講談の貞水、松鯉と合わせ6人目である。
小三治の次の国宝は誰かという予想は巷されてきたが柳家権太楼、柳家さん喬、五街道雲助、春風亭一朝、入船亭扇遊といったところの名が挙がっていた。いずれも1980年代半ばの真打で同世代。芸術選奨文部科学大臣賞や紫綬褒章を受賞していることが共通。ある意味人間国宝になる前段階といえる。しかし一般的知名度の面では今一つというのがあり誰も認定されないという意見も多