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【日記】#24富裕層主婦の海外生活

26歳の主婦です。義家族の実家で10人くらいで暮らしています。今住んでいるのはポカポカ暖かい南国です。義家族全員4ヶ国語のマルチリンガルです。私も早く話せるようになりたい。


【関連】前回の分はこちらです。

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2024年6月3日(月)

洗濯機の修理の人が家にきました。
修理が始まって1時間。洗濯機をバラバラに分解されています。頑張って修理のおじさん。昼の12時。昼休憩がきました。修理の人が家を出ます。お昼後を食べにいかれました。そのまま3時間経過しました。電話は繋がりません。「詐欺か?やられたか?」とメイドさんらと雑談していると、修理のおじさんが帰ってきました。洗濯機は無事直りました。修理のおじさんのおかげです。疑ってゴメンね。ありがとうね。

2024年6月4日(火)

銀行の人に呼ばれたので行きました。定期的に旦那に「銀行においでよ!」と陽気なメールが来るそうです。旦那と私は銀行さんのことがちょっぴり苦手です。あの手この手で融資を催促するからです。お金が無くなるのはやだなぁ。時間より少し早めに銀行のVIPルームに到着しました。担当の方が「他の客で手一杯なので15分待って」と顔を出されました。この国の15分待っては、30分待つということです。それじゃあ。ということで、3時のおやつにマクドを宅配注文しました。むしゃむしゃ食べながら待ちます。外国だなぁ。
しばらくしてお話が始まりました。やっぱり外国語なのでよく分からなかったです。多分、旦那の親が白血病という情報から、医療関係の融資を持ち込まれたっぽいです。親が闘病しているのだから、医療関係へ投資したくなる心情だろうと、そういうことです。融資をすると、病気が進行した時に新薬が安い値段で買えるそうです。永久に。銀行担当の方が旦那と私に一部づつ新薬リストと病院リストをお渡しになりました。ななめ読みします。よくできた商品ですねぇ~。と思いました。

私は言葉を飲み込みます。
「この新薬リストが永久的に使えるよアピールしてきたけど、5年も経てばこの新薬は古い薬なんじゃないかな」
「白血病発症してからでも入れる保険なんか無駄だよ。まとまったお金はあるのだから、今まで通りキャシュで払えばいいじゃない。」
と頭の中はぐるぐるでしたが、言うのはやめました。外国語がまだはっきり分からない私にとって、会話の内容が複雑でした。こちらの思い違いだったら旦那を混乱させるだけです。誤った情報があるかもしれません。決めつけは良くないです。

旦那には、軽く
「投資は投資屋。保険は保険屋で分けたほうがイイヨ」
と伝えました。

書類をかわさずに銀行から出ました。
銀行でお土産をもらったので、それを晩ごはんに使いました。

2024年6月5日(水)

最高気温33度。湿度97%。慣れました。
家は土足です。床は人工大理石です。この国の友達の家に何十回かおじゃましてきましたが、ほぼ人工大理石です。それか赤土。
人工大理石のいいところは掃除がしやすい点です。
人工大理石の悪いところは、表面が水分でツルツル滑る点です。湿度が97%ですので。
なんでこの話しをしているのかというと。
今日、ツルっと転びました。
怪我はないですが肘がジンジンします。アホじゃん。悲しいね。

2024年6月6日(木)

夜に旦那が電話で誰かと話しています。電話の相手は1人の男性と1人の女性。交互に喋っています。珍しいです。外国語の単語が難しすぎて内容がわかりませんでした。「なんの電話だったの?」と聞いてみました。

親戚だそうです。

旦那の親戚は300人います。村全体が同じ苗字です。村社会ですね。答えになりません。

「どの親戚?難しい話だったね。」と話を聞きます。

どうやら、親戚にアメリカ人の彼女ができたらしいです。

ほう。

それで、ネットが思うように使えないので、私達を頼ってきたそうです。

なるほど。

アメリカ人の彼女さんは、Google検索とGメールが使いたいそうです。使えなくて困る気持ちが痛いほど分かります。

助けました。

けどさぁ。その親戚さん、政府の上層の人じゃなかったっけ?大丈夫?大丈夫かなぁ。政府の施策でGoogle検索とGメールにアクセス制限をかけているのでしょ?心配だなぁ。怖いなぁ。まぁ、いいや。なるようになります。

以前私がnoteにアクセスできなくて困っていたところを助けてもらったように。今回は私達が助ける側になりました。
さて。美味しい食事の予定が立つといいな。

2024年6月8日(土) 

私が日本人だということで、いろんな人が家を訪ねてきます。
今日は遠い親戚でした。19歳の女の子とその両親です。女の子は、初音ミクのアクセサリーをリュックにつけていました。話します。

….話せません。
やっぱり外国語難しい。
しかし、この機を逃すわけにはいきません。

女の子はどんな気持ちで初音ミクのアクセリーを購入し、どんな気持ちでリュックに付け、どんな気持ちでこちらを目指して出発したのでしょうか。


無地ノートとボールペンで筆談します。

やはり日本人に会うのは初めてとのことです。
緊張気味に。しかし、興奮気味にいろいろ教えて下さいました。

夢はアニメーター。
ペルソナとゼルダが好き。
現在は、都市部に一人暮らし。
専門学校で絵を勉強中。
日本語教室にも通っている。
ポートフォリオはないが、SNSに絵を投稿中。

家で推しの誕生祭を祝う写真も見せていただきました。
本物です。

筆談している隣で、女の子の両親と旦那が話していました。

呆然と将来に不安を抱えているそうです。

女の子の両親が旦那に向かって日本に留学する費用を質問する場面もありました。

1時間ほど経って、筆談のノートが10Pを超えたところで、お開きになりました。

書きなぐりのノート。筆圧が強いです。

夢は、すぐに叶うとおもうよ。


さいごに



【次回】私の日記冒険はまだ終わらない。

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